【3年ぶり】第60回全日本模型ホビーショーのレポート
当サイトでも新幹線模型を中心に定期的にレポートにしていた、全日本模型ホビーショーが久々に行われたのでレポ。2020、2021年が休止だったので今回は3年ぶりの記事となる。

前回(2019年)は仮設の青海会場で行われたが、今回はニジガ…ではなく、「いつもの」東京ビックサイトに戻っている。

今回は新たに増設された南ホール1・2が会場となった。広さは十分ながら微妙に遠い…

早速カトーブースからチェックしてみよう。注目はやはりコレだろう。


300系は今月中旬発売ということもあり、当然のように試作品が展示されていた。

トミックスは未実装、マイクロは実装していたが微妙だったヘッドライト4灯化をアピールしていた。この写真通りなら先行他社より優れていると思うが展示品は未点灯だったので、実製品を手にするまで判断はお預けに。


1号車(上の写真左)はまだヘッドライト間のグレーがないが、16号車はグレーが入りほぼ完成品の趣だ。
造形は先行2社に対してまったく見劣りせず、問題ないものといってよいだろう。先頭部に走る4本のエッジのうち、外側のエッジが強くてマイクロの造形に近いのかもしれない。一方でトミックスと同様、窓上の手すりは省略されている。
前面窓枠とワイパーはモールド+印刷のようで、見た感じモールドは薄そう。展示されていたものは窓枠がグレーになっているが(先行2社は黒)製品版ははたして。
屋根上の滑り止めはN700系などと同様にモールド表現で500系や700系のような塗装表現ではない。製品版もそうなるだろう。

カトーに限らず、これまで新幹線模型の検電アンテナは0系、200系のものがひたすら流用されてきたが、今回は明らかに後退角が寝ている300系「らしい」アンテナで新規部品のようだ。ASSYパーツで発売されたら他形式にも流用できそうだが、ボディ色が白でない場合は調色が大変かも。
乗務員室扉周辺は手すりや靴ずりにも銀が入っていて、マイクロに匹敵するようなリッチな印象。車体下部には編成番号やエンド表記も確認できる。ただし、窓の編成番号は省略されている。製品版でもどうかな… カトーはドクターイエローくらいしか入れた実績がないので。
ドア点検ハッチは他形式と同様に枠線のみで表現しており、先行2社の細かさに及ばない。

一部未塗装の車両もあった。行先表示機・座席表示機はモールド表現(ステッカーが付属予定)でトミックスに近い印象。

カプラーは同社主流のKATOダイアフラムカプラーで連結間隔は十分狭い。内幌が白くなっているが製品版ではグレーになると思われる。

同時に展示されていたE7系(再生産品)の連結部と比べると同じくらいの間隔、見た目のようだ。
もうじき発売される製品をがつがつチェックしても仕方がない気もするが、書かずにいられない性分なのかもしれない。筆者は遅筆なのでレビューがいつ出せるかわからないし、ある程度書いておいても…

会場発表として、E2系200系カラー(J66編成)の発売予告が。2023年3月発売予定。
・10-1807 E2系1000番台新幹線 200系カラー 10両セット (特別企画品) 31,460円
(税込み価格)
注目を浴びている同編成の模型化は時間の問題と思っていたが、やはりプロトタイプの編成をすでに製品化していて塗り替えだけで済むカトーが名乗りを上げた。トミックスにもE2系1000番台の製品は存在するがJ70編成以降なので細部が異なってしまう。きちんとやるならボディの新規制作が必要であり、そのぶんハードルは高いといえる(同社が出さないと決まったわけではないが)。
2021年8月に発売されたE2系通常製品「やまびこ・とき」はフル編成で29,000円ちょいなので、2,000円程度値上げされることになるが、限定品と考えれば許容範囲か。

次はトミックスの目玉製品、先日開業した西九州新幹線のN700S「かもめ」。


上がデジカメ、下がスマホで撮ったもの…って、違いがないな(苦笑)。
塗装・レタリングが施された先頭車のみが展示されていた。ターンテーブルには乗っていたが停止状態だった。
「かもめ」ロゴがあるあたりに窓がなく、これは16両編成版では見られない特徴なので、展示品はすでに新規制作された「かもめ」専用ボディであることがわかる。

ノーズ部の埃がすごいが…こちらはスマホで撮ったもの。
ヘッドライト周りやノーズ先端のエンブレム下部の塗装が安定しておらず、手塗りの試作品なのかもしれない。製品版はもっとシャキッとなるはず。細かいレタリングもしっかり施されて雰囲気は十分出ているが、側面腰部についている影を見る限り、ボディはやはりN700SではなくN700系準拠である。
これについては16両編成版の比較レビューも参考にされたい。
http://speedsphere.blog84.fc2.com/blog-entry-409.html

それぞれ10月、11月発売予定のE5系、E6系。既存品ベースなのでほぼ新規部品はないはずだが部分的に未塗装になっている。※未塗装の理由はボディが新規であることが判明。追記にて。
話が逸れるが、下にあるアロハ電車(伊豆急の209系譲渡車)が8両で約32,000円。700系レールスターは25,000円ちょいだったからこれまた高い…と思ったものの、同車両はマイクロからも発売予定があってそちらは「4両で」28,000円超。トミックスのはまだマシな方かもしれない。
件のE5・E6系は従来製品に対してそこまで値上げされておらず、値上げラッシュの世の中においては良心的な製品かもしれない。なお、とんでもない値上がりを見せていたE1系は展示されていなかった。

E5系は屋根上の滑り止め塗装が追加されたのが確認できる。発売が近いので製品版もこんな感じだろう。E6系も同様になるはずだが塗装された展示品はなかった。また、E5系はヘッドライトも改善されているらしいが点灯状態で展示されておらず確認できなかった。
(2022/10/12追記)---------------------------------------------------

E5系・E6系の従来製品は偶数号車のみが窓埋めされていた時期を窓を塗装して再現していたが、今回展示された製品は偶数・奇数号車ともに(おそらく金型改修により)ボディ側のモールドで対応するようだ。写真はE6系だが行先表示機真下の窓が埋められていることがわかるし、一つ上のE5系も10号車の窓が埋まっていることがわかる。いい写真がなかったので掲載を省いたが、E5系は反対側(山側)に埋められている窓があるのを確認できた。
カトーのE5系もモールドによる窓埋めになっていて、筆者のような素人からすると窓を塗装した方が楽そうに思えるが、ボディとの色の違いが出てしまったり(実際、従来製品では差が見られた)、案外窓の一部だけ塗装するというのはメーカーにとっては面倒(ボディを改修する方が楽)なのかもしれない。
この件、筆者は塗装表現になるという思い込みから全く気付かず、読者様のご指摘により判明したので追記した。
(デテロニー様、情報提供ありがとうございます。)
------------------------------------------------------------------
新幹線はここまで。その他鉄道に限らず気になるものをピックアップ。

小田急関係だとトミックスからロマンスカー「VSE」のラストラン仕様が展示。筆者は今年の2月に乗り納め済み。



グリーンマックスからは小田急1000形の更新車が展示。模型ではリニューアル箇所を再現しにくい部分もあるが、クーラーなどは新規パーツが採用されている。
それにしても、マイクロの影に隠れているがグリーンマックスも結構高いね…中間改造車が含まれる1095・1096Fだったら購入候補になったかも(今回は1091Fなのでスルー)。

地元ネタでポポンデッタの相鉄20000系。ちゃんと見ればまた別なんだろうけど、新興メーカーながら「ヨコハマネイビーブルー」塗装のきれいさと窓とのツライチが印象的だった。
まもなく相鉄新横浜線から東横線に乗り入れる同車両。筆者は昔小田急江ノ島線民だったが、その時に開通していたら新横浜に行くのに重宝していたかもしれない。

マイクロは新幹線がないのでこのくらいの写真しかネタがなかった。撮れ高不足。
数多くプラモ・ラジコンなどが多数展示されているのがこのショー。鉄道模型以外も見てみよう。


京商の「リビングトレイン」。現状では新幹線の0系、N700S、E5系、E7系がラインナップされているが、文字どおり基本的にはリビングに飾ることを前提とした製品で、ボディはダイキャスト製で走行も可能だが専用レールによる直線での折り返し走行のみ。Nゲージなどの所謂「鉄道模型」とは異なる製品である。

PLUMのHOゲージサイズ201系がカラフルで見栄えするなと思っていたら、

同社のブースにあったビックバイパーとR-9に目が行ってしまった。ビックバイパーは「Ⅳ」仕様と「Ⅴ(1Pと2Pカラー)」仕様を用意していて芸が細かい。


車関係だと新型Z(RZ34)のプラモなどが多く目についた。上がアオシマ、下がタミヤ。

タミヤブースには歴代Zが並べられていた。「歴代」といってもS30、Z32、Z34しかないが…
Z32(右下の赤いやつ)は実車が出て間もなく発売された30年以上前の製品になるが、当時組み立てたことがある(展示品と同じく赤で塗装)ので懐かしい。

レトロ自販機のプラモとか、

スーパーとかで誰もが「ポポポポポー、ポポポポポー(以下略)」と聞いたことがあるであろう「呼び込み君」のプラモ(?)とか。
こういうキワモノが見られるのもこのショーの楽しみだと思う。だから筆者も毎回来てしまうのだ。

戦闘機のダイキャストモデルなどを展開するエスワンフォーのブースには空母「ロナルド・レーガン」の特大模型が注目されていた。
何年か前から出展しているメーカーだが、以前の会場でYF-23のモデル(しかも1号機・2号機とも)が展示されていて、それ見て速攻でポチったことがあるし、今も部屋に飾っている。


空母のでかさもあるけど、「トップガン・マーヴェリック」(筆者も2回見ました)のヒットも注目される要因だったのかも。作中はF/A-18がメインだったが、甲板上にはすでに退役したF-14が中心。製作者も「空母はやっぱりこうでなきゃ」という思いがあったか。
今回のレポートは以上。
●おまけ
帰りはりんかい線でそのまま新宿に立ち寄った。


新宿西口の小田急百貨店の建て替えによる解体が決まったせいか(百貨店自体は近くのビックカメラなどが入っている別館で営業続行)、撮影している人が結構いた。
筆者も幼いころから思い出深い建物なので(いつぞやブログにこの建物の夜景乗せたこともあったな)、カメラ持ってるついでに「記録」してみた。隣の京王百貨店や奥のルミネも建て替え計画があるし、向かいの明治安田生命ビルも解体済みで、数年後の新宿駅西口のビジュアルは激変していそうだ。
小田急百貨店ビルは小田急新宿駅の真上にあるから鉄道営業しながらの建て替えは大変そうだが…地元の横浜駅西口もなんだかんだで建て替わったのでいけるのだろう。それを問題なくやってのけるというのがそもそも凄すぎなんだけど。

前回(2019年)は仮設の青海会場で行われたが、今回はニジガ…ではなく、「いつもの」東京ビックサイトに戻っている。

今回は新たに増設された南ホール1・2が会場となった。広さは十分ながら微妙に遠い…

早速カトーブースからチェックしてみよう。注目はやはりコレだろう。


300系は今月中旬発売ということもあり、当然のように試作品が展示されていた。

トミックスは未実装、マイクロは実装していたが微妙だったヘッドライト4灯化をアピールしていた。この写真通りなら先行他社より優れていると思うが展示品は未点灯だったので、実製品を手にするまで判断はお預けに。


1号車(上の写真左)はまだヘッドライト間のグレーがないが、16号車はグレーが入りほぼ完成品の趣だ。
造形は先行2社に対してまったく見劣りせず、問題ないものといってよいだろう。先頭部に走る4本のエッジのうち、外側のエッジが強くてマイクロの造形に近いのかもしれない。一方でトミックスと同様、窓上の手すりは省略されている。
前面窓枠とワイパーはモールド+印刷のようで、見た感じモールドは薄そう。展示されていたものは窓枠がグレーになっているが(先行2社は黒)製品版ははたして。
屋根上の滑り止めはN700系などと同様にモールド表現で500系や700系のような塗装表現ではない。製品版もそうなるだろう。

カトーに限らず、これまで新幹線模型の検電アンテナは0系、200系のものがひたすら流用されてきたが、今回は明らかに後退角が寝ている300系「らしい」アンテナで新規部品のようだ。ASSYパーツで発売されたら他形式にも流用できそうだが、ボディ色が白でない場合は調色が大変かも。
乗務員室扉周辺は手すりや靴ずりにも銀が入っていて、マイクロに匹敵するようなリッチな印象。車体下部には編成番号やエンド表記も確認できる。ただし、窓の編成番号は省略されている。製品版でもどうかな… カトーはドクターイエローくらいしか入れた実績がないので。
ドア点検ハッチは他形式と同様に枠線のみで表現しており、先行2社の細かさに及ばない。

一部未塗装の車両もあった。行先表示機・座席表示機はモールド表現(ステッカーが付属予定)でトミックスに近い印象。

カプラーは同社主流のKATOダイアフラムカプラーで連結間隔は十分狭い。内幌が白くなっているが製品版ではグレーになると思われる。

同時に展示されていたE7系(再生産品)の連結部と比べると同じくらいの間隔、見た目のようだ。
もうじき発売される製品をがつがつチェックしても仕方がない気もするが、書かずにいられない性分なのかもしれない。筆者は遅筆なのでレビューがいつ出せるかわからないし、ある程度書いておいても…

会場発表として、E2系200系カラー(J66編成)の発売予告が。2023年3月発売予定。
・10-1807 E2系1000番台新幹線 200系カラー 10両セット (特別企画品) 31,460円
(税込み価格)
注目を浴びている同編成の模型化は時間の問題と思っていたが、やはりプロトタイプの編成をすでに製品化していて塗り替えだけで済むカトーが名乗りを上げた。トミックスにもE2系1000番台の製品は存在するがJ70編成以降なので細部が異なってしまう。きちんとやるならボディの新規制作が必要であり、そのぶんハードルは高いといえる(同社が出さないと決まったわけではないが)。
2021年8月に発売されたE2系通常製品「やまびこ・とき」はフル編成で29,000円ちょいなので、2,000円程度値上げされることになるが、限定品と考えれば許容範囲か。

次はトミックスの目玉製品、先日開業した西九州新幹線のN700S「かもめ」。


上がデジカメ、下がスマホで撮ったもの…って、違いがないな(苦笑)。
塗装・レタリングが施された先頭車のみが展示されていた。ターンテーブルには乗っていたが停止状態だった。
「かもめ」ロゴがあるあたりに窓がなく、これは16両編成版では見られない特徴なので、展示品はすでに新規制作された「かもめ」専用ボディであることがわかる。

ノーズ部の埃がすごいが…こちらはスマホで撮ったもの。
ヘッドライト周りやノーズ先端のエンブレム下部の塗装が安定しておらず、手塗りの試作品なのかもしれない。製品版はもっとシャキッとなるはず。細かいレタリングもしっかり施されて雰囲気は十分出ているが、側面腰部についている影を見る限り、ボディはやはりN700SではなくN700系準拠である。
これについては16両編成版の比較レビューも参考にされたい。
http://speedsphere.blog84.fc2.com/blog-entry-409.html

それぞれ10月、11月発売予定のE5系、E6系。
話が逸れるが、下にあるアロハ電車(伊豆急の209系譲渡車)が8両で約32,000円。700系レールスターは25,000円ちょいだったからこれまた高い…と思ったものの、同車両はマイクロからも発売予定があってそちらは「4両で」28,000円超。トミックスのはまだマシな方かもしれない。
件のE5・E6系は従来製品に対してそこまで値上げされておらず、値上げラッシュの世の中においては良心的な製品かもしれない。なお、とんでもない値上がりを見せていたE1系は展示されていなかった。

E5系は屋根上の滑り止め塗装が追加されたのが確認できる。発売が近いので製品版もこんな感じだろう。E6系も同様になるはずだが塗装された展示品はなかった。また、E5系はヘッドライトも改善されているらしいが点灯状態で展示されておらず確認できなかった。
(2022/10/12追記)---------------------------------------------------

E5系・E6系の従来製品は偶数号車のみが窓埋めされていた時期を窓を塗装して再現していたが、今回展示された製品は偶数・奇数号車ともに(おそらく金型改修により)ボディ側のモールドで対応するようだ。写真はE6系だが行先表示機真下の窓が埋められていることがわかるし、一つ上のE5系も10号車の窓が埋まっていることがわかる。いい写真がなかったので掲載を省いたが、E5系は反対側(山側)に埋められている窓があるのを確認できた。
カトーのE5系もモールドによる窓埋めになっていて、筆者のような素人からすると窓を塗装した方が楽そうに思えるが、ボディとの色の違いが出てしまったり(実際、従来製品では差が見られた)、案外窓の一部だけ塗装するというのはメーカーにとっては面倒(ボディを改修する方が楽)なのかもしれない。
この件、筆者は塗装表現になるという思い込みから全く気付かず、読者様のご指摘により判明したので追記した。
(デテロニー様、情報提供ありがとうございます。)
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新幹線はここまで。その他鉄道に限らず気になるものをピックアップ。

小田急関係だとトミックスからロマンスカー「VSE」のラストラン仕様が展示。筆者は今年の2月に乗り納め済み。



グリーンマックスからは小田急1000形の更新車が展示。模型ではリニューアル箇所を再現しにくい部分もあるが、クーラーなどは新規パーツが採用されている。
それにしても、マイクロの影に隠れているがグリーンマックスも結構高いね…中間改造車が含まれる1095・1096Fだったら購入候補になったかも(今回は1091Fなのでスルー)。

地元ネタでポポンデッタの相鉄20000系。ちゃんと見ればまた別なんだろうけど、新興メーカーながら「ヨコハマネイビーブルー」塗装のきれいさと窓とのツライチが印象的だった。
まもなく相鉄新横浜線から東横線に乗り入れる同車両。筆者は昔小田急江ノ島線民だったが、その時に開通していたら新横浜に行くのに重宝していたかもしれない。

マイクロは新幹線がないのでこのくらいの写真しかネタがなかった。撮れ高不足。
数多くプラモ・ラジコンなどが多数展示されているのがこのショー。鉄道模型以外も見てみよう。


京商の「リビングトレイン」。現状では新幹線の0系、N700S、E5系、E7系がラインナップされているが、文字どおり基本的にはリビングに飾ることを前提とした製品で、ボディはダイキャスト製で走行も可能だが専用レールによる直線での折り返し走行のみ。Nゲージなどの所謂「鉄道模型」とは異なる製品である。

PLUMのHOゲージサイズ201系がカラフルで見栄えするなと思っていたら、

同社のブースにあったビックバイパーとR-9に目が行ってしまった。ビックバイパーは「Ⅳ」仕様と「Ⅴ(1Pと2Pカラー)」仕様を用意していて芸が細かい。


車関係だと新型Z(RZ34)のプラモなどが多く目についた。上がアオシマ、下がタミヤ。

タミヤブースには歴代Zが並べられていた。「歴代」といってもS30、Z32、Z34しかないが…
Z32(右下の赤いやつ)は実車が出て間もなく発売された30年以上前の製品になるが、当時組み立てたことがある(展示品と同じく赤で塗装)ので懐かしい。

レトロ自販機のプラモとか、

スーパーとかで誰もが「ポポポポポー、ポポポポポー(以下略)」と聞いたことがあるであろう「呼び込み君」のプラモ(?)とか。
こういうキワモノが見られるのもこのショーの楽しみだと思う。だから筆者も毎回来てしまうのだ。

戦闘機のダイキャストモデルなどを展開するエスワンフォーのブースには空母「ロナルド・レーガン」の特大模型が注目されていた。
何年か前から出展しているメーカーだが、以前の会場でYF-23のモデル(しかも1号機・2号機とも)が展示されていて、それ見て速攻でポチったことがあるし、今も部屋に飾っている。


空母のでかさもあるけど、「トップガン・マーヴェリック」(筆者も2回見ました)のヒットも注目される要因だったのかも。作中はF/A-18がメインだったが、甲板上にはすでに退役したF-14が中心。製作者も「空母はやっぱりこうでなきゃ」という思いがあったか。
今回のレポートは以上。
●おまけ
帰りはりんかい線でそのまま新宿に立ち寄った。


新宿西口の小田急百貨店の建て替えによる解体が決まったせいか(百貨店自体は近くのビックカメラなどが入っている別館で営業続行)、撮影している人が結構いた。
筆者も幼いころから思い出深い建物なので(いつぞやブログにこの建物の夜景乗せたこともあったな)、カメラ持ってるついでに「記録」してみた。隣の京王百貨店や奥のルミネも建て替え計画があるし、向かいの明治安田生命ビルも解体済みで、数年後の新宿駅西口のビジュアルは激変していそうだ。
小田急百貨店ビルは小田急新宿駅の真上にあるから鉄道営業しながらの建て替えは大変そうだが…地元の横浜駅西口もなんだかんだで建て替わったのでいけるのだろう。それを問題なくやってのけるというのがそもそも凄すぎなんだけど。