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トミックスから「ありがとう東海道新幹線700系」発売決定

トミックスから700系のさよなら運転仕様「ありがとう東海道新幹線700系」の発売が発表された。

・97929 限定品 JR700-0系(ありがとう東海道新幹線700系)セット 45,600円
(税抜き表示)

2020年9月発売予定。

実車のさよなら運転はコロナ騒ぎで残念ながら幻に終わってしまったが、トミックス恒例の「さよならセット」である。歴代の東海道新幹線車両と同様、最後の特別装飾を再現した製品となる。トミックスの700系(JR東海車)は発売時期からして当初から「さよならセット」を想定していた節があったし、模型のプロトタイプも装飾されたC53・54編成に合致していたから、まあ出るのは既定路線というか時間の問題だったといえる。

前述のとおり、実車とプロトタイプが同じなので従来製品に装飾を施した程度だと思うが、モーターが新型に変更されるほか車番はC53編成が印刷済み、インレタでC54編成に変更できるが前面窓は印刷がないパーツを別途付属するというのがユニーク。その他、特製パッケージや冊子が付属するというのは過去の「さよならセット」と同じだ。

今回は(発売されるのが当然すぎて)模型について触れる内容があまりないので、特別装飾の写真を撮ってきたのでちょっと紹介。個人的にはさよなら運転とか混むので行きたくないし、特に「最終列車だから」という記録には興味はないのだけど、模型のレビューの資料として(買うと言ってるようなもんだね)撮らざるを得なかった。乗り納めについては時機を逸してしまったが、700系は散々乗ったので特に後悔はなかった。たぶん東海道新幹線の車両で一番乗ってるんじゃないかな?N700系しか走っていない現在、いずれ更新されると思うが・・・・

700系特別装飾の運転は8年前の300系(記事)と比べると多かったが、東京駅で考えると夜間、しかも結構遅い時間がほとんどだった。もっとも、最近は残業が多かったので(帰りがさらに遅くなるけど・・・)好都合で、混雑もそれほどではないと判断し東京駅での夜間撮影から始めることにした。停止している車両なら夜間でも撮影は難しくない。

●2月12日 東京駅

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時間は21:00近い。こんな時間に東京駅で撮影するのは初めてだし、特別装飾運転初日からカチコミとは筆者にしてはなかなか攻めるじゃないか。なお、東京駅での撮影は会社帰りなのでデジカメではなくスマホ(Zen Phone 3 Ultra)を使用した。

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今回は16号車側(神田寄り)で撮影することにした。ターゲットは18番線到着で回送で折り返すので、向かい側(筆者がいる側)の17番線で30分以上前からポジションに着く。やはり同業者は多いが、さすがに平日の夜遅くなので8年前の300系の時よりマシな感じである。あの時は平日とはいえ昼間だったのでとんでもない混雑だった。

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21:30、上ってきた臨時「のぞみ」で特別装飾700系が到着。この日はC54編成が充当されていた。

700系の形状からして仕方がないが、蛍光灯の光で反射してしまい装飾がよく撮れなかった。筆者のいる17番線にはN700系(X27編成)がいてターゲットが覆われてしまっているが、700系よりも先に発車するのはわかっているのでここは不動の構えだ。18番線側なら700系が間近に見られるが今の東京駅はホームドアがかっつり装備されたのでディテール撮影には向かないと判断。

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少しポジションを変えてノーズ部分の装飾を撮る。でも「LAST RUN」のあたり、少し剥がれちゃってるね。

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しばらくして狙い通り、N700系が出発して700系がオープン状態に。ここからはディテール撮影タイムだ。次の列車が入線してくるまであまり時間がないので手早く進める。

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ややブレてしまったが、ノーズ横の装飾とロゴを・・・と思ったが、こちらは細かい文字が落ちてしまっている状態。いつものブルーのライン先端には700系のシルエットがあしらわれている。

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15号車のほか、1・5・9号車にも特別ロゴが貼られている。LEDではない幕式の行先表示は東海道新幹線以外も含めてこれて見納めとなる。「回送」の表示がちょっと切ない。

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JR東海の新幹線車両では初の側面ロゴは健在。もともと3・7・13号車にしか貼られておらず、前述の特別ロゴとはかぶっていない。アナログな行先表示と合わせて700系C編成らしい絵面だと思う。

●2月19日 東京駅

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1週間後に再び東京駅へ。充当列車は同じなので時間も到着番線も12日と同じ。やはり30分以上前から駅に入場しポジションを確保した。今回は1号車側(有楽町寄り)で狙う。順当にいけば、18番線(右側)のN700系と入れ替わるはずだ。

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今回は有楽町寄りなので入線から見られた。N700系と違いヘッドライトの位置が高くシールドビーム(いわゆる電球色)なので夜間でも遠くても一発で700系と判別できた。

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蛍光灯の反射は前よりはマシかな?

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今回はC53編成で側面ロゴに特に剥がれは見られなかった。運転室内で照らされた形式番号が印象的。

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なにげに隣のX59編成はレア編成である。2015年に発生した火災事件(事件については論評する立場ではないのでノーコメント)で1号車が激しく損傷したため別途新製した車両に差し替えられたが、ヘッドライトは当時増備中だったN700A仕様になっており、1号車と16号車でヘッドライトの形状が違う状態になっている。

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想定通りN700系が出発し今回もディテール撮影開始!

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ロゴは剥がれてないし、ブレもなく前回よりきれいに撮れたと思う。レビューに使うならこっちだな。B編成という前例があるからかもだけど、「700」がこの位置にあるのは妙な安定感。

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500系ではよく使ったアングルで撮影。平日の21:30過ぎでもこの人出だが、特別装飾狙いの場と考えたら比較的少ないかもしれない・・・休日の昼間とか想像しただけでもイヤすぎるが。

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1号車後位にも特別ロゴがある。屋根上の検電アンテナと無線アンテナが妙にきれいだが、両先頭車は特別装飾にあたって屋根上が清掃された模様。

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5号車にも特別ロゴ。N700系が出発して17番線側からは700系がよく見えるようになるが、こんな時間にもかかわらずすぐに次の列車が入線してくるので5号車あたりまで撮るのが限界だった。

●2月24日 小田原駅

やはり明るい環境でも撮っておきたいとのことで、3連休最終日に小田原駅での撮影を慣行。「こだま」だったらじっくりディテール撮影できたはずだが、700系はすでに臨時「のぞみ」のみで通過列車を狙うしかない。東京駅?最初から行きたくなかった。

この時期はそろそろコロナ騒ぎが本格化してきた頃で、そのためか以前よく見られた外国人観光客がほとんどいなかった。そのかわり、2時間前にもかかわらず700系狙いの同業者が400mあるホームにびっしりである。黄医者走行日でもこれほどにはならないが、筆者がいつも使っている撮影場所は空いていたのは幸いだった。

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700系の小田原駅通過予定時刻は10:30くらい(正確な時間は失念)。小田原駅の午前中はあまり光線状態がよくないが(個人的には13:00~14:00あたりがベスト)、こればかりはどうしようもない。

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何度か「こだま」が停車するが、N700系の量産車トップナンバー、X1編成が来た(筆者も写ってる)。

2007年7月から運用開始したN700系の最初期編成はX1~5編成(当時はZ編成)で、今年の7月からN700Sが導入されると置き換え対象として真っ先に廃車にされるはずだ。13年で廃車は早い気がするが、初期編成はデビュー時からガンガン東京~博多「のぞみ」に投入されるので過酷なのは間違いなく、過去の車両もだいたいそんな感じである。対して後期編成は最初から「こだま」運用だったりするのでやや寿命が長くなる傾向にある。700系の後期編成となる件のC53・54編成は2003年登場であり、寿命は約17年程度とX1編成よりも長い。

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いよいよターゲットが現れたが・・・

筆者は小田原駅では安全柵内でしゃがんで撮るので、その意味では安全柵の上部がどれだけ混雑していても、カメラの射線に邪魔が入ることはないと踏んでいた。それだけに撮る直前になって安全柵の外側に踏み出して撮る奴は想定外だった。結果はごらんの有様。白飛び気味なのは自分のミスだし、そもそも装飾700系を記録に残すことではなくレビュー用の写真が撮りたかっただけなので写真自体はそれほど不満はないが・・・

これだからこういう場(さよなら運転とか)には来たくないんだし、滅多にしか来ないのだが。

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気を取り直して・・・撮影者が去った後も久々に撮影を続行。F編成(JR西日本のN700A)の最新編成、F21編成を撮ることができた。

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N700S同様、15号車の海側の喫煙室部分に窓がない。現在はN700系の3号車と15号車の海側喫煙室は業務用室に変更されており、この施策が行われた後に落成したN700S、N700AのG47編成以降、写真のF21編成は最初から窓が設けられなかった。G47編成以降は未確認で、F編成もF21編成だけなのかその前にもあるのかは不明。

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こちらはN700系のX72編成で、元喫煙室の箇所にも窓がある。東海道新幹線がN700系で統一されても、筆者的にはまだまだネタは多い。N700系全体の本数と窓無し編成の本数を考えると、当たるのは相当大変そうだが・・・

この後、久々に新幹線に乗りたくなって三島までプチ乗り鉄してきた。機会があれば別途記事にする予定だ。

●3月1日 浜松町

「のぞみ」運用ではなく、この日は団体臨時列車としての運用である。俯瞰した絵が欲しかったのでいつもは屋根上のディテール撮影に使っている浜松町をチョイス。11:25あたりで通過予定だったが、家を出る時間を間違えて3分前ギリギリで到着した。

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窓ガラス越しにも関わらず撮影者はたくさんいたがなんとか撮影場所は確保、時間ギリギリで練習もできずやや動体ブレしてしまったが、なんとかカメラに収めることはできた。前述したが、両先頭車の屋根上が清掃されていることがわかる。

すでにご存じのとおり、翌週の3月8日に予定されていたラストランは中止になってしまった。ラストラン日は検査周期等を熟考して設定されたのだろうし、3月14日以降のダイヤがN700系で統一されることが前提である以上、延期の芽もなく図らずもこの日が700系のラストランになってしまった。どのみち最終日に出向くつもりはなかったが、筆者にとってもこれが最後の700系撮影となった。

700系は(特に500系の後だったので)デザインは悪く言われがちだし、最高速度も同時期の500系「のぞみ」の300km/hに対し285km/hに抑えられていたためフラグシップ感も薄かった。そして、歴代の東海道新幹線の車両で正式なラストラン、さよなら運転が実施されなかった初の例になってしまった。しかもその原因がウイルス騒ぎという極めてレアな状況である。ちょっと報われていないというか、悲運な感じは否めない。

だが、東海道新幹線完成形のN700系の高速性能は300系、500系から受け継いだものだとしても、快適性は間違いなく700系あってのものだ。923形ドクターイエローや台湾新幹線、800系といった派生モデルの存在はベースの素性が良かったからに他ならず、700系は東海道新幹線のみにとどまらない、新幹線車両としても立派な功労者だったと断言する

筆者にとっても、新幹線趣味に入ってきた頃の主力車両であり、前述のとおりよく乗った・撮ったので思い入れが大きい。500系とダブルエース感すらあったほどだ。そして、メインサイトの実車編でも書いたとおり、300系とN700系の過渡期ゆえのバリエーション。このことがわかる人は少ないだろうが、700系は面白い車両であると。少なくとも筆者はそう思っている。

山陽新幹線ではE編成(レールスター)は引き続き走り続けているが、これもN700Sの登場により予断を許さない。まだ1~2年くらいは猶予がありそうだが、500系ともども記録するなら今のうちにやっておいたほうがよさそうだ(遠征フラグ?)。

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