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富士フィルムX-S1・小田原駅撮影テスト編

新デジカメ・X-S1の続き(今回はちょっとボリュームあり)。今回も(拡大可能)とある画像に限り、PCの画面を想定して1200ピクセル程度の画像を用意している(クリックで別窓表示)。

●小田原駅撮影テスト編

X-S1を購入して以来、風景スナップなどいろいろ撮ってテストしていたが、初の新幹線撮影テストということでおなじみの小田原駅へ(といっても、1週間前の話)。HS20EXRも連れて行ってみた(重い・・・)。

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(拡大可能)なんかもう、縮小した状態でもわかるくらいの高画質?小田原駅の午前中は逆光気味で、それをHS20EXRで撮ると白飛びしまくり、かといって露出下げると顔以外は真っ暗という有様だった。この写真も厳密には鼻先のあたりが白飛びしてるのだが、それでも各部シャープに描画されていて、まずまず見られる写真になっているのではないだろうか。

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(拡大可能)この日は黄医者も走っていた。特に目当てにしていたわけではないが、この日は検測ではなく回送運転(T5編成充当)であり、いつもと違うスジなので上り列車にかぶられる心配もなく、しかも晴天で光線状態もベストに近い時間帯。せっかくなのでキチンと撮ることにした(ファンサービスか警笛一発鳴らしていったのが印象的だった)。結果はご覧の通り。黄色の発色もいいし、初撮りにしては上手く撮れたと思うけどどうでしょ?

ちなみに、この日はN700A系も走っていたようだがことごとく撮影チャンスを逃すことに。1回目は小田原駅に到着直後、カメラを出して撮影始めるかというタイミングで通過。2回目はベンチで飲み物飲んでいたら通過(w。2回目は上りだったので折り返しが狙えたかもしれないが、この季節では時間的に真っ暗になっていることが予想されたので諦めた。

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(拡大可能)上:HS20EXR・下:X-S1
ホワイトバランスはどちらも「オート」だが、HS20EXRはやや青白いのに対しX-S1は自然な感じ。車体の解像感はそれほど差がないが、前者はややのっぺりした印象だ。車体よりも背景の住宅、工事フェンスのトラテープ左に写っている奥のフェンスなどの発色や解像度はかなり差があるように思う。

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ちょっと変化球。距離にして15~20mくらいだろうか、対向ホームにある自販機(画面中央)をズームイン!してみる。

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(拡大可能)上:HS20EXR・下:X-S1
望遠端はHS20EXRは720(実際は670mm程度らしいが)mm、X-S1は624mmの高倍率を誇る。もっとも、最近のネオ一眼は1000mm超えの機種もあるので控えめな方である。ちなみに、等倍画像を横600ピクセルで切り出したらペットボトル2本しか入らないほどの高倍率(さすがに原材料名まで読めるほどにはならないが・・・)。

HS20EXRもそうだが、たいていのネオ一眼の望遠端は「とりあえず写る」という感じだけど、X-S1は商品名の文字のくっきり感、色調のメリハリ感が抜きん出ている気がする。

もちろん、一眼レフ+超望遠レンズならもっとすごいんだろうけど、値段いくらするんだよ、重さや大きさはどうなんだよという話で。
高級コンパクト機(同じXシリーズならX10,X100など)は画質は良いけど、こんな望遠域には対応していない。
ネオ一眼の性能は(X-S1はその中でも抜きんでていると思うけど)いわゆるコンデジ並み。しかし、性能を妥協した引き換えに得たものは、レンズ交換なしでマクロから超望遠まで1台でシームレスにこなせる「万能」、「使い勝手」、「コストパーフォーマンス」だと思う。

結局のところ万人が満足できるカメラは存在せず、トレードオフになるという話なのだけど、筆者は1台で気軽かつ便利に(=レンズ交換面倒)、「なんでも撮りたい」タイプなので、やはりネオ一眼のような「全部入りカメラ」が一番向いてるようだ。

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(拡大可能)上:HS20EXR・下:X-S1
おなじみのアングルで比較。タイミングの問題で架線柱の影は見逃してほしい。ブログのサムネイルではそれほど差を感じないが、拡大するとその差は歴然。ヘッドライトや前面窓のシャープさだけでなく、背景の山とか鉄塔の描写にも相当な差がある。

HS20EXRはピントが甘いというか、なんか画像がシャキッとしない感がある(AFはOKを出しているのに)。露出も全体的にピーキーというか白飛びしがちで(この写真はうまくいったほう)、独特のクセがあるように思う。ついでにいうと、手ぶれ補正もあまり効かない。機能は満載だが低性能という感じ。もちろん、ネオ一眼は万能さと引き換えに性能を妥協しているのだし、筆者もそれを理解した上で使っているつもり。でも、HS20EXRは「それにしても」というか・・・

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これはHS20EXRの前に使っていた「SP-560UZ(オリンパス)」で撮った写真で、レンズの収差(架線柱が少し曲がっている)が少々気になるものの、全体的な画質はこちらの方が良いように思う。露出も悪くないし、このくらいの写真は簡単に撮れていたのだけど、これがHS20EXRに変えた途端に白飛びしまくりだったから・・・

最近ようやくその癖を読んで使えるようになってきたが、4年前の旧機種よりも意のままに撮れず、画質も良くなく、サブで使っているキヤノンの「SX130IS(これだってHS20EXRの動画があまりにも不甲斐ないので買ったようなものだ)」にも後れを取ることがあるというのは、さすがに面白くない

・オリンパス SP-560UZ:1/2.35型CCD・800万画素 18倍ズーム(27~486mm)
・富士フィルム HS20EXR:1/2型CMOS・1600万画素 30倍ズーム(24~720mm)
・キヤノン SX130IS:1/2.3型CCD・1240万画素 12倍ズーム(28~336mm)
・富士フィルム X-S1:2/3(1/1.5)型CMOS・1200万画素 26倍ズーム(24~624mm)

CMOSとCCDの違いはあるが、X-S1以外はほぼ同じくらいのセンサーサイズで、このサイズだとだいたい800画素が限界といわれている。コンデジは画素数競争になってしまっているので仕方がないが、その意味ではHS20EXRの1600万画素はやはり無理していると言えそうだ(30倍ズームというもの苦しそう)。もともとSP-560UZが不調でやむなく買い替えたという経緯もあるが(=惚れ込んで買ったわけではない)、正直なところ、HS20EXRはいまいち好きになれなかったのだ

しかし、多機能ぶりや手動ズーム、手になじむグリップ、見やすいバリアングル液晶など、気に入っていた部分も少なくなく、これで画質などの性能が良くなってくれたら・・・と思っていた矢先に発表されたのがX-S1だった。発売前から期待は大きく、発売後は店頭で触ってみて正直惚れ込んだ。各種レビューを見ても悪くなさそうだし、価格COMでもかなり値が下がってきたので、HS20EXRを買ってから1年ちょいでポチってしまったという訳。

で、実際に購入して、使ってみたX-S1はどうだったかというと・・・HS20EXRで不満に感じていた点はすべて解消されていた。センサー拡大に対し画素数が少なくなったことも大きいと思うが、画質が向上していることはもちろん、フォーカスはキチンと合うし、露出も適正になったように思う。カメラとしては当然のことだけど、HS20EXRと比べたら意のままに撮れるようになったことは確かだ。

また、動画も相当改善された。動画は動画で出さないと意味はないと思うが、それはまた別の機会に。動画は静止画の集まりと思えば、切り出した画像の比較も無意味ではないと思う。

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(拡大可能)上:HS20EXR・下:X-S1
小田原駅に停車する「こだま」でどちらも4・5号車間。減速中でもそれなりに速度が出ているから多少ブレてはいるものの、X-S1は号車番号がわかる程度にはなっている。それに対し、HS20EXRはなにがなんだか(苦笑)。後ろの建物のディテールもつぶれてしまっているし。

以前も書いた気がするが、HS20EXRの動画性能は残念ながら糞レベルと言わざるを得ない。望遠域の「こんにゃく現象(画像がグニャグニャする)」もひどいし、静止画以上に白飛びしまくるし、なにより切り出した画像も前掲のとおりだ。1万円以下の安物カメラだってもっとマシな絵を出す。恐ろしいことにこれでもファームで改善されたもので、その前はフォーカスすらまともに合わなかったのだから。

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その点、X-S1は条件が良ければ切り出した画像でもこのくらいのクオリティにはなる。写真は小田原駅発車直後の1号車後端なのでそれなりに速度は出ているがまったくブレを感じず、元画像(フルHDサイズ)なら形式番号も読めるほどだ。当サイトでは動画から画像を切り出して紹介することも多いからこれは大きい。望遠域の「こんにゃく現象」もほとんど見られない。

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あれこれ撮影をしていたらすっかり暗くなっていた。16:30の時点でこんな感じなので、ずいぶん陽が短くなったものだ。冷えてもきたし。

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いつもなら帰っているけど、今回は新カメラということでもう少し居残り。なんとか空のグラデーションを入れてみたが・・・

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暗くなったのをいいことに(?)露出下げて渋い感じに。写真はISO640で等倍ではそれなりにノイズは目立つものの、十分鑑賞に耐えうるレベルだと思う。センサーが大きいだけにISO400でも常用可能で、このへんも他のネオ一眼より抜きんでていると思う。HS20EXRやSP-560UZのISO400は非常用にしか使ってなかったしね・・・

パノラマ撮影、電子水準器、すばやく各機能にアクセスできる多数のボタンなど、HS20EXRの機能を大部分継承していることに加え、滑らかで操作が気持ちよい手動ズーム、めちゃくちゃ見やすいEVF、手に吸いつくようなグリップ感、そして画質・・・X-S1は他のネオ一眼と比べて高価な設定となっているが、随所に「お金がかかっている」ことを実感できる(ついでに日本製である)。他にも本革製のストラップや金属製のモードダイヤル・レンズフードなど、撮影に直接関係ない点でも高級感を演出しており、他の「Xシリーズ」もそうだが、単なる道具としてのカメラではなく、持ってるだけでテンションあがるような、所有感も満たしてくれていると思う。

HS20EXRの単3電池から専用電池になったのは唯一の不満点だが(ただ、最近は専用電池もそれほど悪くないように思えてきた)、それ以外の不満点をことごとく解消したという意味で、まさに筆者が待ち望んでいたカメラだったといえる。

ダラダラと書いてきたが、結論を言えば大満足。非常に気に入りました
今回は末永く使いたい。

ここまで褒めておいてなんだけど、あまり売れてほしくないね(w。なんというか、このカメラは魅力を独り占めしたいというか、「俺のカメラ」感がすごくするので・・・もとよりそんなに売れているカメラではなさそうだし、他に使ってる人見たことないから問題ないかな。

実車も模型も、過去に撮った写真を全部このカメラで撮り直したい気分だ。引退した車両はもう撮れないし、関西やら九州やらに行くのも大変だし、メインサイトの模型の画像も撮り直していたら永遠に進まないので、現実には難しいのですが。

●オチネタ

サブ機として使っているキヤノン「SX130IS」に片ボケが発生していることに気付いた。

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画像の左(切り出しているので元画像では中央付近)はビシッとピントが合っているが、右の方は車両も背景もまとめてボケていることがわかる。

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新聞紙のテレビ欄は片ボケチェックに使えるとのことだが、確かに両端(特に左側)にボケが見られた。片ボケではなく両ボケな気もするけど。

購入店に持ち込んだところ本当に片ボケと診断、入院と相成りました(現在は退院済み)。結局レンズユニット交換となったけど、残念ながら保証期間外(3ヶ月過ぎていた・・・)なので有償修理に。キヤノンに限らずコンデジはどこが壊れても均一料金だそうで、SX130の場合は7,800円ほど。ローエンド機種だと売値と修理代がほとんど変わらないものもあり、その場合は買い替えたほうが早そう。ていうか、「そういうこと」なんだろうけど。

SX130は15,000円くらいだったので買い替えるか悩ましいところだが、この価格帯で単3電池、12倍ズーム、マニュアル露出ができるカメラは他にほとんどなく、後継機(SX160)もあるにはあるが、HS20EXRのせいで1/2.3センサーの1600万画素には忌避感すらあるので(苦笑)、今回は修理することにした。

それにしても、サブ機なのでそれほど使っていたわけではないのに、1年ちょいでこれは困るな。今回レンズユニット交換になったけど、1年後くらいに同症状が出たらさすがに手放すかな。SX130IS、いいカメラなんだけどね。

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