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カトーから500系「のぞみ」、トミックスからE2系200系カラー発売決定

カトーから500系「のぞみ」の発売が発表された。

・10-1794 500系 新幹線「のぞみ」 8両基本セット 22,550円
・10-1795 500系 新幹線「のぞみ」 8両増結セット 15,400円
(税込み表示)

2023年3月発売予定。

202211_Kato500_01.jpg

同社の500系「のぞみ」(W編成)は1997年11月の発売以来、これまで商品構成変更や小改良を行いながら何度も再生産されてきた、同社新幹線群の中でもロングセラー商品である(トミックスのも同じくらいのロングセラーではある)。

今回発表されたのは2006年10月以来のリニューアルで、セット構成や車番の変更(これまでW3編成だったのをW4編成に)を行うだけでなく、現在公式で出ている情報によれば、屋根上の仕様が大きな変更点となるようだ。

どちらかといえばトミックスのようなモールド表現+無塗装が実車に近いのだけど、従来のカトー500系は屋根上での滑り止めを濃いグレーの塗装で表現していて、リアリティよりも「演出」的な性格が強かったと思う。しかし、N700系以降はモールド+無塗装となり、300系(早くレビュー書こうぜ…)にも引き継がれたように宗旨替えがあったようで、今回発表の500系もモールド表現(おそらく塗装無し)に変更されることになった。

ボディなどの基本部分は従来と変わらないと思うが、カトー(トミックスもだけど)の500系は屋根板が別パーツなので、そこだけ新規制作してモールド表現にするようだ。これにより、6・7、10・11、14・15の各号車間の大型ジョイントも再現されるかもしれない(トミックスは別パーツで再現可能)。

500系は両社伯仲の出来であり、カトーの塗装表現がよかったという人には残念かもしれないが、トミックス式表現がよいと思っていた人には今回のカトー製品も選択肢に入ってくるのかもしれない。

ちなみに、従来製品からは2,000円程度の値上がりとなるが、N700Sや300系のように4万円超えということはない。


お次はトミックスからもE2系200系カラーの発売予定が。

・97954 特別企画品 JR E2-1000系東北・上越新幹線(J66編成・200系カラー) 34,320円

(税込み表示)

2023年5月発売予定。

202211_Kato500_02.jpg

10月の全日本模型ホビーショーでカトーから発表があったばかりだが、トミックスも発売の名乗りを上げることになった。

トミックスにはE2系1000番台の製品はあるものの、カトーと異なり行先表示機が大型化されたJ70編成以降がプロトタイプだったので、200系カラーを製品化するなら実車と異なる「タイプ」にするか、J69編成以前のボディを新規制作するかの選択だったわけだが、ここは後者となった。すでに公式にあるように行先表示機の小型化(なお、同社は0番台で小型の表示機自体はやっている)のほか、パンタ部にあるパンタカバー準備工事の突起も再現されるだろう。

可動幌パーツの新規化にも言及されているが、これは従来製品が塗り分けをパーツ分割でやっていたため(改良型フックリングカプラー時代の可動幌はこのタイプが多い)、そのままだと200系カラーと異なる分割線が出てしまうことへの対応だろう。300系床下の流用は変わらないだろうから、形状自体は後退角が大きいの従来のままだと思われる。

面白いのがいつもの「限定品」ではなく「特別企画品」を名乗っていること。カトー的な限定品の名乗り方なので、今回はいったいどうしたものかと。価格はカトーの31,460円より3,000円ほど高く、トミックスのE2系1000番台製品の28,600円からは値上がり率は大きめだ。そこは「特別企画品」なので大目に見てくれ、ということだろうか。

カトーのを買うつもりでいたけど、トミックスのE2系1000番台は出来が良いしボディが新規になるならこっちも気になる。実車が1本しかないものを両方買うのもなんだし、正直迷う。N700S「かもめ」と発売時期がバッティングしない意味では、財布に優しいのはトミックスな気がするが…

これにより、トミックスはE2系については0番台(N編成・J2~J15編成)、1000番台(J54~69編成)、1000番台(J70~75編成)をカバーすることになった。J54~69編成もそのうち通常製品が出たりするのだろうか。今回のようにバッティング上等なのを見せられると、さもありなん。
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