トミックスから300系登場時、700系「ひかりレールスター」リニューアル品発売決定
トミックスから300系登場時と700系「ひかりレースルター」の発売が発表された。
・98775 JR 300-0系東海道・山陽新幹線(後期型・登場時)基本セット 24,200円
・98776 JR 300-0系東海道・山陽新幹線(後期型・登場時)増結セット 23,210円
(税込み表示)
2022年2月発売予定。

2002年9月に新大阪で撮影。筆者が撮影することができた唯一の旧パンタ300系の写真・・・
1992年、一番最初に発売されたトミックスの300系は当時の実車がそうであったように下枠交差式+旧パンタカバーだった。フル編成志向ではない時代に発売されたこともあって、形式代用やケーブルヘッドが途切れてしまうような製品が長らくラインナップ(放置ともいう)されていた。
実車の引退が見え始めた2010年、ようやく形式代用の解消などフル編成志向の時代に合わせた仕様が盛り込まれ、パンタはシングルアーム化された後の製品となった。その後はF編成もラインナップに加わり、2012年の「さよならセット」で引き戸化された後期型に移行。やはりF編成も加わったが基本的にはシングルアームパンタの製品が中心となっていた。
今回発表されたのは「登場時」と銘打っているように、300系が登場した頃の下枠交差式パンタ+旧パンタカバー仕様で、トミックス初の300系製品以来である。リベンジ・・・とはちょっと違うが、当時がフル編成志向の時代だったら「こうなっていた」という趣で、形式代用解消はもちろんのこと、3号車と15号車の高圧線終端処理を再現した屋根板を新規作成しケーブルヘッドの途切れも解消。パンタも可動式に変更される。その他、フックU字型通電カプラー、M13モーターはここ最近おなじみのメニューだ。
ただし、客用扉がプラグドアだった初代製品(J2~15編成)に対し、今回は引き戸に変更された後期型となっている(プラグドアの製品は生産終了しており、おそらく金型が残っていないと思われる)。そして、パンタは3基搭載されていた仕様になるとのことで、J16~29編成のパンタ3基時代がプロトタイプとなる。J30編成以降は当初からパンタ2基で登場しているため、今回製品には該当しない。
下枠交差式パンタ+旧パンタカバー仕様というとマイクロエースにも発売予定(現時点で発売時期未定)があるが、あちらは「パンタが2基に削減されたF編成(JR西日本車)」ということで細かくはバッティングしていない。トミックスがバッティングに配慮した・・・かどうかはわからないが、同社の300系はそもそもパンタ3基時代をプロトタイプにしていたので、最低限の新規部品で製品化できるという思惑もありそうだ。パンタ2基仕様だとパンタカバーと8・9号車の屋根も新規で作る(※)必要があるが、3基時代なら前述の3・15号車の屋根板のみで実現できるからだ。
※メインサイトの300系初期製品レビューでは筆者に勘違いがあって、パンタ2基時代は現状トミックスのパーツにはない形状のものが使われていたようだ。マイクロはおそらく本来の形状で再現されるはずである。8・9号車の屋根についてはパンタ2基後のケーブルヘッドは実現しているものの、反対側が直ジョイント形状になっているのでそのままでは下枠交差型パンタ時代には適用できない。
製品構成は基本・増結でフル編成になるシンプルな構成で、価格的には他の16両編成製品と大差ないレベル(税込みで5万円以内)に収まってる。マイクロよりも床下やヘッドライトは見劣りするものの、2万円以上(!)安いのでこっちの方が購入しやすそうだ。筆者も下枠交差式パンタ+旧パンタカバー仕様は欲しかった(ホントは2基時代がよかったが)ので購入検討中だ。
とはいっても、こうなるとマイクロとの比較もしたくなる・・・って、地獄やんか(汗)。買ってレビューしたら速攻で売ればダメージ軽くなるか!?
次は700系「ひかりレールスター」の製品について。
・98769 JR 700-7000系山陽新幹線(ひかりレールスター)セット 25,080円
(税込み表示)
2022年3月発売予定。

トミックスの700系「ひかりレールスター」は2003年に初代製品が発売され(もう20年前近いのか)、2010年に通電カプラー化や車端部の窓入れなどのリニューアルが行われたが、それ以来のさらなるリニューアル製品となる。既存製品をベースにしつつ、定番のフックU字型通電カプラー、M13モーターへの変更の他、700系C編成の「さよならセット」と同様に行先表示機・座席表示機がモールド化されるとのこと。
メインサイトの700系レビューでここのモールド化を主張していたので個人的には嬉しい。持ってるのも最初期製品だし、買い替えてもいいかなと思ったり。しかし、この時期は前述の300系のほか、カトーのN700S、新幹線じゃないけど215系もあるし・・・久々の「欲しい」製品ラッシュに思いっきり戦慄。
●おまけ
先日、東京駅でN700SのJ13編成を見ることができたので、身障者対応座席が多くなった11号車がどうなったのかを確認。

行先表示機真下の窓から2つ目までのピッチが大きくて、そこから先は通常のピッチと同じ。要するに、従来の編成(J1~12編成)から変わっていなかった。

車内を見ると、従来の仕様から座席を撤去(というか未設置)で車椅子を多く載せられるようにしただけのようだ。これで模型も安心?ということで、この件を模型の記事に少々追記しておいた。
・98775 JR 300-0系東海道・山陽新幹線(後期型・登場時)基本セット 24,200円
・98776 JR 300-0系東海道・山陽新幹線(後期型・登場時)増結セット 23,210円
(税込み表示)
2022年2月発売予定。

2002年9月に新大阪で撮影。筆者が撮影することができた唯一の旧パンタ300系の写真・・・
1992年、一番最初に発売されたトミックスの300系は当時の実車がそうであったように下枠交差式+旧パンタカバーだった。フル編成志向ではない時代に発売されたこともあって、形式代用やケーブルヘッドが途切れてしまうような製品が長らくラインナップ(放置ともいう)されていた。
実車の引退が見え始めた2010年、ようやく形式代用の解消などフル編成志向の時代に合わせた仕様が盛り込まれ、パンタはシングルアーム化された後の製品となった。その後はF編成もラインナップに加わり、2012年の「さよならセット」で引き戸化された後期型に移行。やはりF編成も加わったが基本的にはシングルアームパンタの製品が中心となっていた。
今回発表されたのは「登場時」と銘打っているように、300系が登場した頃の下枠交差式パンタ+旧パンタカバー仕様で、トミックス初の300系製品以来である。リベンジ・・・とはちょっと違うが、当時がフル編成志向の時代だったら「こうなっていた」という趣で、形式代用解消はもちろんのこと、3号車と15号車の高圧線終端処理を再現した屋根板を新規作成しケーブルヘッドの途切れも解消。パンタも可動式に変更される。その他、フックU字型通電カプラー、M13モーターはここ最近おなじみのメニューだ。
ただし、客用扉がプラグドアだった初代製品(J2~15編成)に対し、今回は引き戸に変更された後期型となっている(プラグドアの製品は生産終了しており、おそらく金型が残っていないと思われる)。そして、パンタは3基搭載されていた仕様になるとのことで、J16~29編成のパンタ3基時代がプロトタイプとなる。J30編成以降は当初からパンタ2基で登場しているため、今回製品には該当しない。
下枠交差式パンタ+旧パンタカバー仕様というとマイクロエースにも発売予定(現時点で発売時期未定)があるが、あちらは「パンタが2基に削減されたF編成(JR西日本車)」ということで細かくはバッティングしていない。トミックスがバッティングに配慮した・・・かどうかはわからないが、同社の300系はそもそもパンタ3基時代をプロトタイプにしていたので、最低限の新規部品で製品化できるという思惑もありそうだ。パンタ2基仕様だとパンタカバーと8・9号車の屋根も新規で作る(※)必要があるが、3基時代なら前述の3・15号車の屋根板のみで実現できるからだ。
※メインサイトの300系初期製品レビューでは筆者に勘違いがあって、パンタ2基時代は現状トミックスのパーツにはない形状のものが使われていたようだ。マイクロはおそらく本来の形状で再現されるはずである。8・9号車の屋根についてはパンタ2基後のケーブルヘッドは実現しているものの、反対側が直ジョイント形状になっているのでそのままでは下枠交差型パンタ時代には適用できない。
製品構成は基本・増結でフル編成になるシンプルな構成で、価格的には他の16両編成製品と大差ないレベル(税込みで5万円以内)に収まってる。マイクロよりも床下やヘッドライトは見劣りするものの、2万円以上(!)安いのでこっちの方が購入しやすそうだ。筆者も下枠交差式パンタ+旧パンタカバー仕様は欲しかった(ホントは2基時代がよかったが)ので購入検討中だ。
とはいっても、こうなるとマイクロとの比較もしたくなる・・・って、地獄やんか(汗)。買ってレビューしたら速攻で売ればダメージ軽くなるか!?
次は700系「ひかりレールスター」の製品について。
・98769 JR 700-7000系山陽新幹線(ひかりレールスター)セット 25,080円
(税込み表示)
2022年3月発売予定。

トミックスの700系「ひかりレールスター」は2003年に初代製品が発売され(もう20年前近いのか)、2010年に通電カプラー化や車端部の窓入れなどのリニューアルが行われたが、それ以来のさらなるリニューアル製品となる。既存製品をベースにしつつ、定番のフックU字型通電カプラー、M13モーターへの変更の他、700系C編成の「さよならセット」と同様に行先表示機・座席表示機がモールド化されるとのこと。
メインサイトの700系レビューでここのモールド化を主張していたので個人的には嬉しい。持ってるのも最初期製品だし、買い替えてもいいかなと思ったり。しかし、この時期は前述の300系のほか、カトーのN700S、新幹線じゃないけど215系もあるし・・・久々の「欲しい」製品ラッシュに思いっきり戦慄。
●おまけ
先日、東京駅でN700SのJ13編成を見ることができたので、身障者対応座席が多くなった11号車がどうなったのかを確認。

行先表示機真下の窓から2つ目までのピッチが大きくて、そこから先は通常のピッチと同じ。要するに、従来の編成(J1~12編成)から変わっていなかった。

車内を見ると、従来の仕様から座席を撤去(というか未設置)で車椅子を多く載せられるようにしただけのようだ。これで模型も安心?ということで、この件を模型の記事に少々追記しておいた。