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マイクロエース 1000形A編成改良品

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マイクロエースの1000形A編成・改良品を買ったので小レビュー。従来製品は持ってなかったが、ようやく手元に。

1000形は東海道新幹線開業前に制作された試験車両で、2両編成のA編成と4両編成のB編成が制作された。開業後はどちらもいわゆるドクターイエロー941形、922形に改造された。
模型ではマイクロエースからA編成、B編成、941形、922形のラインナップが存在していたが、このたびリニューアルされることとなり、今回紹介するのは一足早く発売された「1000形A編成・改良品」である。B編成と922形もリニューアル予定があるが、941形は見送られている。

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新幹線で2両編成(中間車が存在しない)は極めて異例であり、営業用車両には当然存在しないし、試験車両でも1000形A編成と後の高速試験車両951形で見られるのみである。

故にパッケージもコンパクト。基本材質は紙パッケージながらマグネット開閉式で、内部もウレタンになっておりなかなかどうして安っぽい感じはしない。右下は付属品のアーノルドカプラー。なお、リニューアルということもあって品番が変更されている。

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造形は従来製品に準じているので、メインサイトの922形のレビューも参考にされたい。コクピットがグリーンなのは実車に則したものかは不明(違うような気がする・・・)。屋根上は滑り止めがグレーで塗装されている。

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片側縦2灯の0系と異なり、片側1灯の小さなヘッドライトが特徴。スカート横の分割線が少々目立つ(写真を見る限り、実車にはない)。従来製品ではプラスチックだった検電アンテナが金属線に変更されリアリティが増しており、乗務員室扉窓の表記、扉下のエンド表記といった細かい部分も印刷されている。

ただ、頬にある方向幕の「夢の超特急」・・・?実際にあったのかもしれないが、この表記を出している実車写真は見たことがないので個人的には違和感。一応、よく見る「A-021」の表記はステッカーが付属しているが、厚みがね・・・

また、台車から分かるように先頭車(1001)が動力になっている。新幹線で先頭車が動力車というと他にはトミックスの400系、E3系くらいである。

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相変わらず広い連結部。付属の注意書きに「S字は曲がれません」と書いてあったが、ポイントでできる程度の曲線なら大丈夫だろう。外幌は0系のように小型化されていないが、1000型は151系「こだま」が装備していたような全周幌だったのでそもそも実車とは異なっている。

右側の1002には車端にエンド表記(客用扉の左下)があったようだ。実車もそうだったのかは確認できないが、雰囲気はある。

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試作車らしいダブルパンタは下枠交差型ではないタイプを新規制作(あまりカッコよくないけどね・・・)。実車においてはA編成およびB編成2号車は通常型(在来線のものより小型である)であり、下枠交差型はB編成の4号車のみ。従来製品はA編成・B編成ともにすべて下枠交差型だったから、実車に近づいたといえるだろう。

最近元気がないのが気になるが、良くも悪くもマイクロらしい製品ではある(こんなのネタにするのはマイクロくらいだ、みたいな)。今回はリニューアルなので基本設計は従来製品のままであり、相変わらずアレな部分もあるが、地味に良くなっているところも多く「改良品」と銘打つだけのものはあると思った。

というわけで、B編成も狙っていきます(922形はたぶんスルー)。
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