1500km走らなければならないので②
2つ前の記事の続き。内浦(静岡県沼津市)では走行距離が足りないので、3月上旬に再び静岡方面へ。

圏央道→東名→新東名ときて清水PA(写真)で休憩中。1つ手前の駿河湾沼津SAは有名どころで混雑していたためこちらにしたのだけど、PAという割にはかなりの規模(施設を上下線で共用していることもあるが)。
新東名は今回が初走行だったが、片側2車線ながらトンネルなどは3車線分確保されていたりと、後の拡張工事にも対応できることが確認できた。途中から最高速度110km/hの区間が設定されているが、筆者のクルマはデフが劣化していて高速走行時に非常に五月蠅く(旧型電車の釣り掛けモーターみたいな音がする)、100km/h以上出す気になれずのんびり走行していた。
しばらく走行の後、藤枝岡部ICで下りて旧東名の焼津IC方面に向かって・・・

ここは20年前から雰囲気が全く変わらないな・・・
焼津IC近くにある「焼津さかなセンター」に来た。焼津港をはじめとした周辺の漁港からの水産物を中心とした卸売市場で、20年前にある事情で来たことがあるのだけど、その10年後に再訪して以来、さらに10年ぶりの再訪である。
それにしても写真左下、オオグソクムシって食えるのか・・・?まあ、シャコの仲間らしいし、冷静に考えたら海老も蟹も「はじめて食ったやつはすごい」と思うけどね・・・

市場内には海産物の店舗が多数並んでいるが寿司・海鮮丼を扱う飲食店も数多く存在している。今回の筆者のお目当てはこの店で、焼津さかなセンターに来る=この店で食事をするになってしまっている。したがって、ここも10年ぶりの再訪となる。
なお、オーディオ用のプラグとかコネクタを作っているマル信無線電機とはたぶん関係ない(w。

10年前と同じく、マグロ寿司セットを注文。ここのビンチョウ鮪(ピンク色のやつ)が絶品で、これ目当てで来てしまったのだ。次は店も含めて別のものをと思ったりもするが、滅多に来ないのでどうしてもリピートになってしまう。
ここで売っている海産物はどれも新鮮で干物とかつい買いたくなってしまうが、この後の行動や当日の気温(3月上旬にしては暖かかった)を考えると、生ものは厳しいので乾燥桜えびを購入。後でパスタにしたら旨かったよ。
焼津を出てさらに西進するが、その途中で・・・

こんな行程でも性懲りもなくアケフェス(苦笑)。
筆者は普段は秋葉原・川崎・横浜あたりでプレイしているが、「行脚」には程遠いけれどもどこかの行く先々でプレイできる機会がある場合、そこでプレイ記録(記念)としてプロフィールカードを作成・印刷することにしている。この日は焼津の「シートピアYAZ焼津店」、島田の「サードプラネット島田店」、御殿場の「ACT御殿場店」にわざわざ立ち寄った。写真は焼津のもので、店員(オーナー?)にその筋の方がいるようだ(他の2店は普通だった)。
なお、筆者の腕ではEXTREMEの簡単なやつをフルコンボするので精一杯です。音ゲーなので、結構その日の体調にも左右されるし。

その後は大井川を渡る。新幹線で渡るときもそれなりに長いと感じるが、写真に写っている県道381号線(元国道1号線)ではトラスが延々と続き、こちらは「本当に長い」と思えるレベル。さすが「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と言われた大河川である。
写真は橋を渡ってすぐに左折したあたり。そのまま右岸を下流に向かって進む。その先にあるのは・・・

大井川鐡道・大代川側線。同線人気のSL列車の起点でもある新金谷駅の金谷駅寄りから1本の線が分かれていて、その末端部がここになる。GoogleMapでその線の存在を知って以来、一度来てみたかった場所だ。

ここで一際目立っていたのが、(公式いわく)休車状態で留置されている3000系。元は京阪で「テレビカー」として走っていた車両である。大井川鐡道にはかつて小田急ロマンスカー3000形「SSE」もいたので、3000の形式を持つ車両としては2代目となる。こちらは1995年から運用していたとのことで、4年程度で運休となった初代よりはるかに活躍していた。

2014年くらいからここに留置(放置)されていたとのことで状態が悪い。剥がれた塗装から車体は鋼製、ドアはステンレス製であることがわかる。京阪は標準軌のためそのままではレール幅が合わず、台車はオリジナルのものではなく営団(東京メトロ)5000系のものに換装されている。
ここまで状態が悪いと復活の芽はないだろうなと思っていたら、この記事を書きついでにWikipedia見たら4月に入ってすぐに解体されたとのことで、筆者はギリギリ見ることができたといえる・・・合掌。

この場所はGoogleストリートビューでも見られるが、撮影時期である2012年時点では部品取りの蒸気機関車とトロッコ風客車、貨車に雑草が生い茂って鬱蒼とした印象だが、時期的に雑草は少ないことを加味しても整然としており、筆者の想像とは雰囲気がかなり異なっていた。
一応架線はここまで来ており(印加されているかは不明)、少し離れたところでは車両の解体、新車(大鉄の場合ほとんど譲渡車だが)の搬入にも使われるようだ。3000系の隣にはSLや貨車が留置されていることも確認できた。
写真は線路の末端あたりから撮影したもので、周囲には産廃処理場がありその事務所もあるが、土曜日なので人影は(同業者も含めて)まったくなく、この時は明るかったらよかったものの、少々不気味な場所ではある。

その後は新金谷駅の駅裏の新興住宅地あたり(SL広場という公園がある)に来てみた。車両基地である新金谷車両区があり、なんか面白そうなのがわんさかいて血が騒ぐのは「鉄」の宿命?

反対側から撮影。本線はまっすぐ陸橋の下をくぐって金谷駅方面に向かうが、筆者のクルマがいるあたりで分岐してる線が先ほどの大代川側線となり、その行きつく先はお見せしたとおりである。

C12 164と西武から譲渡された電気機関車E32とE34。こちらはつい最近整備&営業運転に投入されたようで、ピカピカだった。

元南海ズームカー21000系。鉄コレ第3弾では小田急2200形と一緒だったので随分持っていたな(ヤフオクに出してしまったが)。
大鉄ではSLのみならず通常の電車も動態保存的な意味合いが強く、塗装はオリジナルのままに設定されている。21000系は4両2編成が在籍しているが、こちらの車両は休車状態で状態が悪く、遠からず大代川側線送りになってしまいそうだ。

元東急7200系で、いまどきのステンレス車にはない側面のコルゲートと「ダイヤモンドカット」と呼ばれる先頭部が特徴。東急からではなく十和田観光電鉄(2012年廃線)から譲渡されたもので、その時点で両運転台に改造されている。

今度は新金谷駅の駅舎側に移動。駅前のコインパーキングに停める。

しばらく線路脇から見ていたらなんか来た!元近鉄の16000系だ。

大きな窓にクロスシートが並ぶ特急車らしい出で立ちだが、大鉄ではワンマン改造されて一般車両として活躍している。さっきの7200系はロングシートだから、各駅停車同士でものすごい格差があることに。近鉄でも狭軌線の車両だったので、京阪とは異なり台車はオリジナルのままである。なお、本家の近鉄ではリニューアルされていまだに活躍中の車両でもある。
ぶっちゃけSLよりこっちの方が楽しそうじゃね?と思ってしまった。筆者はSL列車には乗ったことがあるから(20年前の焼津、その時に立ち寄ったのだ)、次に乗るなら電車でという気持ちがあるからかもしれないが、これは一度千頭まで通しで乗りたくなってきたぞ。



同駅にはSLがけん引する渋い旧型客車群(電車から改造されたやつもいるらしいが)も多数留置されている。オレンジのやつは「トーマス号」用だろう。

新金谷駅から金谷駅方面は観光バスが何台も停められる広大な駐車場(有料)になっている。ちなみに、写真中央のC12とE31の間くらいが、先ほどの新金谷車両区裏のあたりになる。
大鉄の利用者はSL列車が目的の観光客がほとんどで、「トーマス号」はその施策の最たるものだが、写真右に見える転車台も比較的最近設置されたものである。転車台設置にともないSL列車は新金谷駅発着となり、ここまでのアクセスはJRと接続する金谷駅ではなく、観光バスや自家用車が中心となった。広大な駐車場はそのためで、ここに停めて千頭まで往復してくるわけだ。

駅前には「ロコプラザ」という施設があり、切符や土産の販売のほか、千頭から先の井川線で使用していた客車やSLが保存されている。

井川線は本線とは車両建築限界が大きく異なり、客車に入ってみると本当に小さい。ロングシートだが間隔は新幹線グリーン車の向かい合わせくらいしかない印象。天井も低く172cmの筆者でもスレスレ、蛍光灯部分は確実に頭を打つレベル。ていうか、出るときに出入口で頭を打った(涙)。

旧型客車のシートを売っていたが・・・なぜ中央の写真は幕張メッセを選んだ!?

新金谷駅の内部も見ておこう。トーマスの宣伝に余念がないが、改札のあたりはローカル線らしい雰囲気。とはいえ、駅舎の中は小規模ながら待合室やカフェなどもあり、無人駅が大多数の同線にしてはそれなりの設備を持つ。

少しレトロな運賃表のすぐ横に、今風の液晶モニターの列車案内があるのはご愛敬か。現在時刻14:30くらいだが、この日のSL列車はもう無いようだ。写真では見えないが、一応各駅列車も使用車両が記載されている。
初乗りは150円と普通だが、37kmちょいの千頭まで1,720円(SL列車は+800円)。千頭で乗り換えての井川に至っては3,040円。観光客に頼りきりで経営が厳しい上、井川線は過酷な環境でもあるので仕方がないが、一緒に記載されているJRへの乗り換え運賃では東京都区内まで3,820円、沼津でも1,640円を見てしまうと、運賃はかなり高めな印象だ。
でもまあ、改めて大井川鐡道は乗ってみたくなった。それも各駅停車で、しかも井川まで。運賃だって新幹線の「乗り」に比べたら安いものだし、こういうローカル線も惹かれるじゃないか。この春にチャレンジしてみようかな・・・
と、こんなところで引き上げた。帰りは一般道である。静岡県内はバイパスがよく整備されていて70~80km/hくらいで流れている個所も多く、高速道路とそん色ない。国道1号を沼津まで走り、そこから国道246号を抜けて御殿場を目指す。

すっかり暗くなった御殿場駅前の「はるみ食堂」で食事。ここも10年ぶりだったりする。

名物のかつ丼(店の前にテレビで紹介されました、と書いてある)をいただく。

駅前に保存してあるD52。御殿場線で活躍していたこともあって、同線の山北駅にも保存されている。
さすがにここからの帰りは東名を使った。厚木IC~横浜町田ICがお決まりの大渋滞で、これまでだったら渋々それに付き合うしかなかったが、今は有能道路圏央道があるので新湘南バイパス経由で帰れる。藤沢から横浜までは一般道になるし渋滞がないわけではないが、それでも横浜町田IC経由よりも早かったと思う。横浜湘南道路+横浜南環状ができればさらに早くなるはず。というか、これがないと新東名が圏央道まで到達したときに捌けなくなる。
かくして、ノルマの1500kmをクリアした。最後に、そもそもこの走行する理由となったオイル添加剤「レヴィテック(REWITEC)」の効果だけど、パワー向上や吹け上りはあまり実感できなかったが(徐々に変化していくので慣れてしまうのだと思う)、燃費は確実に良くなった。筆者は給油時にトリップメーターをリセットしていて、そのうえで燃料計の最後の1目盛で給油するのだけど、これまでは250kmくらいで給油していたのが280~290kmくらいは行けるようになっている。
だいたいこの手の添加剤は効いているのか否か微妙なのが多いが、エンジン内をコーティングしてフリクションロスを減らという「レヴィテック」、どうやら本物のようだ。

圏央道→東名→新東名ときて清水PA(写真)で休憩中。1つ手前の駿河湾沼津SAは有名どころで混雑していたためこちらにしたのだけど、PAという割にはかなりの規模(施設を上下線で共用していることもあるが)。
新東名は今回が初走行だったが、片側2車線ながらトンネルなどは3車線分確保されていたりと、後の拡張工事にも対応できることが確認できた。途中から最高速度110km/hの区間が設定されているが、筆者のクルマはデフが劣化していて高速走行時に非常に五月蠅く(旧型電車の釣り掛けモーターみたいな音がする)、100km/h以上出す気になれずのんびり走行していた。
しばらく走行の後、藤枝岡部ICで下りて旧東名の焼津IC方面に向かって・・・

ここは20年前から雰囲気が全く変わらないな・・・
焼津IC近くにある「焼津さかなセンター」に来た。焼津港をはじめとした周辺の漁港からの水産物を中心とした卸売市場で、20年前にある事情で来たことがあるのだけど、その10年後に再訪して以来、さらに10年ぶりの再訪である。
それにしても写真左下、オオグソクムシって食えるのか・・・?まあ、シャコの仲間らしいし、冷静に考えたら海老も蟹も「はじめて食ったやつはすごい」と思うけどね・・・

市場内には海産物の店舗が多数並んでいるが寿司・海鮮丼を扱う飲食店も数多く存在している。今回の筆者のお目当てはこの店で、焼津さかなセンターに来る=この店で食事をするになってしまっている。したがって、ここも10年ぶりの再訪となる。
なお、オーディオ用のプラグとかコネクタを作っているマル信無線電機とはたぶん関係ない(w。

10年前と同じく、マグロ寿司セットを注文。ここのビンチョウ鮪(ピンク色のやつ)が絶品で、これ目当てで来てしまったのだ。次は店も含めて別のものをと思ったりもするが、滅多に来ないのでどうしてもリピートになってしまう。
ここで売っている海産物はどれも新鮮で干物とかつい買いたくなってしまうが、この後の行動や当日の気温(3月上旬にしては暖かかった)を考えると、生ものは厳しいので乾燥桜えびを購入。後でパスタにしたら旨かったよ。
焼津を出てさらに西進するが、その途中で・・・

こんな行程でも性懲りもなくアケフェス(苦笑)。
筆者は普段は秋葉原・川崎・横浜あたりでプレイしているが、「行脚」には程遠いけれどもどこかの行く先々でプレイできる機会がある場合、そこでプレイ記録(記念)としてプロフィールカードを作成・印刷することにしている。この日は焼津の「シートピアYAZ焼津店」、島田の「サードプラネット島田店」、御殿場の「ACT御殿場店」にわざわざ立ち寄った。写真は焼津のもので、店員(オーナー?)にその筋の方がいるようだ(他の2店は普通だった)。
なお、筆者の腕ではEXTREMEの簡単なやつをフルコンボするので精一杯です。音ゲーなので、結構その日の体調にも左右されるし。

その後は大井川を渡る。新幹線で渡るときもそれなりに長いと感じるが、写真に写っている県道381号線(元国道1号線)ではトラスが延々と続き、こちらは「本当に長い」と思えるレベル。さすが「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と言われた大河川である。
写真は橋を渡ってすぐに左折したあたり。そのまま右岸を下流に向かって進む。その先にあるのは・・・

大井川鐡道・大代川側線。同線人気のSL列車の起点でもある新金谷駅の金谷駅寄りから1本の線が分かれていて、その末端部がここになる。GoogleMapでその線の存在を知って以来、一度来てみたかった場所だ。

ここで一際目立っていたのが、(公式いわく)休車状態で留置されている3000系。元は京阪で「テレビカー」として走っていた車両である。大井川鐡道にはかつて小田急ロマンスカー3000形「SSE」もいたので、3000の形式を持つ車両としては2代目となる。こちらは1995年から運用していたとのことで、4年程度で運休となった初代よりはるかに活躍していた。

2014年くらいからここに留置(放置)されていたとのことで状態が悪い。剥がれた塗装から車体は鋼製、ドアはステンレス製であることがわかる。京阪は標準軌のためそのままではレール幅が合わず、台車はオリジナルのものではなく営団(東京メトロ)5000系のものに換装されている。
ここまで状態が悪いと復活の芽はないだろうなと思っていたら、この記事を書きついでにWikipedia見たら4月に入ってすぐに解体されたとのことで、筆者はギリギリ見ることができたといえる・・・合掌。

この場所はGoogleストリートビューでも見られるが、撮影時期である2012年時点では部品取りの蒸気機関車とトロッコ風客車、貨車に雑草が生い茂って鬱蒼とした印象だが、時期的に雑草は少ないことを加味しても整然としており、筆者の想像とは雰囲気がかなり異なっていた。
一応架線はここまで来ており(印加されているかは不明)、少し離れたところでは車両の解体、新車(大鉄の場合ほとんど譲渡車だが)の搬入にも使われるようだ。3000系の隣にはSLや貨車が留置されていることも確認できた。
写真は線路の末端あたりから撮影したもので、周囲には産廃処理場がありその事務所もあるが、土曜日なので人影は(同業者も含めて)まったくなく、この時は明るかったらよかったものの、少々不気味な場所ではある。

その後は新金谷駅の駅裏の新興住宅地あたり(SL広場という公園がある)に来てみた。車両基地である新金谷車両区があり、なんか面白そうなのがわんさかいて血が騒ぐのは「鉄」の宿命?

反対側から撮影。本線はまっすぐ陸橋の下をくぐって金谷駅方面に向かうが、筆者のクルマがいるあたりで分岐してる線が先ほどの大代川側線となり、その行きつく先はお見せしたとおりである。

C12 164と西武から譲渡された電気機関車E32とE34。こちらはつい最近整備&営業運転に投入されたようで、ピカピカだった。

元南海ズームカー21000系。鉄コレ第3弾では小田急2200形と一緒だったので随分持っていたな(ヤフオクに出してしまったが)。
大鉄ではSLのみならず通常の電車も動態保存的な意味合いが強く、塗装はオリジナルのままに設定されている。21000系は4両2編成が在籍しているが、こちらの車両は休車状態で状態が悪く、遠からず大代川側線送りになってしまいそうだ。

元東急7200系で、いまどきのステンレス車にはない側面のコルゲートと「ダイヤモンドカット」と呼ばれる先頭部が特徴。東急からではなく十和田観光電鉄(2012年廃線)から譲渡されたもので、その時点で両運転台に改造されている。

今度は新金谷駅の駅舎側に移動。駅前のコインパーキングに停める。

しばらく線路脇から見ていたらなんか来た!元近鉄の16000系だ。

大きな窓にクロスシートが並ぶ特急車らしい出で立ちだが、大鉄ではワンマン改造されて一般車両として活躍している。さっきの7200系はロングシートだから、各駅停車同士でものすごい格差があることに。近鉄でも狭軌線の車両だったので、京阪とは異なり台車はオリジナルのままである。なお、本家の近鉄ではリニューアルされていまだに活躍中の車両でもある。
ぶっちゃけSLよりこっちの方が楽しそうじゃね?と思ってしまった。筆者はSL列車には乗ったことがあるから(20年前の焼津、その時に立ち寄ったのだ)、次に乗るなら電車でという気持ちがあるからかもしれないが、これは一度千頭まで通しで乗りたくなってきたぞ。



同駅にはSLがけん引する渋い旧型客車群(電車から改造されたやつもいるらしいが)も多数留置されている。オレンジのやつは「トーマス号」用だろう。

新金谷駅から金谷駅方面は観光バスが何台も停められる広大な駐車場(有料)になっている。ちなみに、写真中央のC12とE31の間くらいが、先ほどの新金谷車両区裏のあたりになる。
大鉄の利用者はSL列車が目的の観光客がほとんどで、「トーマス号」はその施策の最たるものだが、写真右に見える転車台も比較的最近設置されたものである。転車台設置にともないSL列車は新金谷駅発着となり、ここまでのアクセスはJRと接続する金谷駅ではなく、観光バスや自家用車が中心となった。広大な駐車場はそのためで、ここに停めて千頭まで往復してくるわけだ。

駅前には「ロコプラザ」という施設があり、切符や土産の販売のほか、千頭から先の井川線で使用していた客車やSLが保存されている。

井川線は本線とは車両建築限界が大きく異なり、客車に入ってみると本当に小さい。ロングシートだが間隔は新幹線グリーン車の向かい合わせくらいしかない印象。天井も低く172cmの筆者でもスレスレ、蛍光灯部分は確実に頭を打つレベル。ていうか、出るときに出入口で頭を打った(涙)。

旧型客車のシートを売っていたが・・・なぜ中央の写真は幕張メッセを選んだ!?

新金谷駅の内部も見ておこう。トーマスの宣伝に余念がないが、改札のあたりはローカル線らしい雰囲気。とはいえ、駅舎の中は小規模ながら待合室やカフェなどもあり、無人駅が大多数の同線にしてはそれなりの設備を持つ。

少しレトロな運賃表のすぐ横に、今風の液晶モニターの列車案内があるのはご愛敬か。現在時刻14:30くらいだが、この日のSL列車はもう無いようだ。写真では見えないが、一応各駅列車も使用車両が記載されている。
初乗りは150円と普通だが、37kmちょいの千頭まで1,720円(SL列車は+800円)。千頭で乗り換えての井川に至っては3,040円。観光客に頼りきりで経営が厳しい上、井川線は過酷な環境でもあるので仕方がないが、一緒に記載されているJRへの乗り換え運賃では東京都区内まで3,820円、沼津でも1,640円を見てしまうと、運賃はかなり高めな印象だ。
でもまあ、改めて大井川鐡道は乗ってみたくなった。それも各駅停車で、しかも井川まで。運賃だって新幹線の「乗り」に比べたら安いものだし、こういうローカル線も惹かれるじゃないか。この春にチャレンジしてみようかな・・・
と、こんなところで引き上げた。帰りは一般道である。静岡県内はバイパスがよく整備されていて70~80km/hくらいで流れている個所も多く、高速道路とそん色ない。国道1号を沼津まで走り、そこから国道246号を抜けて御殿場を目指す。

すっかり暗くなった御殿場駅前の「はるみ食堂」で食事。ここも10年ぶりだったりする。

名物のかつ丼(店の前にテレビで紹介されました、と書いてある)をいただく。

駅前に保存してあるD52。御殿場線で活躍していたこともあって、同線の山北駅にも保存されている。
さすがにここからの帰りは東名を使った。厚木IC~横浜町田ICがお決まりの大渋滞で、これまでだったら渋々それに付き合うしかなかったが、今は有能道路圏央道があるので新湘南バイパス経由で帰れる。藤沢から横浜までは一般道になるし渋滞がないわけではないが、それでも横浜町田IC経由よりも早かったと思う。横浜湘南道路+横浜南環状ができればさらに早くなるはず。というか、これがないと新東名が圏央道まで到達したときに捌けなくなる。
かくして、ノルマの1500kmをクリアした。最後に、そもそもこの走行する理由となったオイル添加剤「レヴィテック(REWITEC)」の効果だけど、パワー向上や吹け上りはあまり実感できなかったが(徐々に変化していくので慣れてしまうのだと思う)、燃費は確実に良くなった。筆者は給油時にトリップメーターをリセットしていて、そのうえで燃料計の最後の1目盛で給油するのだけど、これまでは250kmくらいで給油していたのが280~290kmくらいは行けるようになっている。
だいたいこの手の添加剤は効いているのか否か微妙なのが多いが、エンジン内をコーティングしてフリクションロスを減らという「レヴィテック」、どうやら本物のようだ。