カトーからN700系2000番台(X編成)の発売が発表された。
・10-1817 N700系2000番台新幹線 8両基本セット 25,740円
・10-1818 N700系2000番台新幹線 8両増結セット 16,390円(税込み表示)
2024年1月発売予定。

レガシーN700系「スモールA」化の第一号、X65編成がプロトタイプ。
初期型のN700系に対して「N700A」と同等の改造を施したもので、JR東海、JR西日本それぞれに存在する。
・JR東海 0番台Z編成 → 2000番台X編成(80本)
※試作車もZ0→X0編成に改造されたが番台は9000番台のまま
・JR西日本 3000番台N編成 → 5000番台K編成(16本)
側面の「N700」ロゴの横に小さな「A」が追加され「スモールA」と呼ばれることもある。
2023年現在も活躍中だが、JR東海車はN700Sへの置き換えが進行中で初期車を中心に廃車が進んでいる。一方、JR西車は全編成健在である。
模型としてはトミックスが2014年8月に発売済みだが、それから実に10年近く後にカトーからも発売されることになった。N700系の模型は後継の「N700A」「N700S」に主軸を移していたので、初期の「レガシー」N700系の製品は久々で、特にカトーは2007年12月発売の最初期製品以来である。
プロトタイプは「スモールA」化の第一号、JR東海のX65編成となるが、これは
トミックス基本セットのデフォルト印刷編成と同じ。トミックスはインレタで編成変更できるとはいえ別の編成でもよかったと思うし、これまでN700系列で唯一ラインナップがないJR西版(5000番台K編成)でもよかった気が。この段階で思いっきり被せるのはあまり意味がない(ユーザからすれば、重複編成を持つことににもなりかねないわけで、正直やめて欲しかった)気もするが果たして。
仕様としてはカトー最初期のZ1編成製品の印刷ロゴ替え+新型モーターというくらいで、カプラーも最近主流のダイヤフラムカプラーではなく、全周幌カプラーのままである。
全周幌カプラーは見た目は良いものの複雑高等過ぎて扱いが難しく、苦情も多かったのか最初期製品で採用されただけで、以降の「N700A」「N700S」では見た目は犠牲にしてでも扱いやすさを重視したダイヤフラムカプラーに変更された経緯がある。その意味では同時期のZ1編成再生産共々、全周幌カプラーが復活してきたのは意外に思えるし、なんなら「N700A」「N700S」もそれでよかったのでは?と思わななくもない。
まあ、良くも悪くも面白そうな製品ではある。最近の製品にしては安い方だし、トミックスのX編成(だけではないが)は床下がZ0編成のままなので、不満だった向きには朗報な製品かもしれない。
なお、上記のベースとなったZ1編成も基本セットを構成変更して再生産される模様。
・10-1819 N700系新幹線「のぞみ」 8両基本セット 25,740円(税込み表示)
従来製品の4両基本セット+4両増結セットをまとめたもので、8両増結セットは従来製品(10-549)をそのまま使用する。この再生産でモーターが新型に変更されているが、カトーは動力車1両なので協調問題は発生しない。
従来製品の4両基本セット+4両増結セットは税込23,650円なので、値上がってはいるもののそれほどではないようだ。ただ、増結セットは従来製品を使えといいつつ、生産予定表に記載がないのは気になる(増結8両セットは2014年3月の再生産が最後。在庫あるんか?)。
●昭島市つづじが丘公園の0系がリニューアル予定!こちらは実車(というか保存車両)の話題となるが、これまでもブログや動画で追ってきた昭島市つづじが丘公園の0系(21-100)がリニューアルされるというニュースが8月下旬に飛び込んできた。
Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/5735db3d557db0785b0b38f9a42545a26a787a3a
つい先日出した動画でも触れているが、元々図書館として利用されていたのが閉館となってしまい、ただの保存車両となった現在の21-100は放置状態が続き「
生ける屍」みたいになっていたが、個人的には正直、再建は無い(=解体される)と思っていたので意外かつ、非常に嬉しいニュースである。
ニュースを見ると事業費6,500万円と、これまでなかった上屋まで整備するようだ。保存車両は上屋の有無で状態が激変するので、昭島市の長期保存に対する意思を感じる。しかも、イメージ画像では富士市の0系みたいなギリギリのものではなく、(車両基準で)山側に大きく張り出したもののようで直射日光対策にもなる。上屋内での撮影も可能そうだ。
車両も単に再塗装するにしては事業費が大きく、もしかしたら青梅の0系並みに修繕されるかもしれない。こちらはトイレ洗面所区画は撤去されてしまっているし、車内のシートは半分もないが…
現状、上記のニュース以外まったくソースがなく(昭島市公式にもない)、リニューアル時期も明記がないが、昭島市長自ら会見で語っていることなのでフェイクではないだろう。
いずれにせよ、これは嬉しい!青梅手鉄道公園のリニューアルと合わせて楽しみな案件である。
●とうとうコロナデビュー…コロナ禍が始まってから3年間、ずっとコロナを回避できていたのにとうとう罹患しました。マスク手洗い消毒は続行していたので、どこからもらってきたやら…
現時点で5日以上経っているのでほぼ症状はないし、現在のコロナ(オミクロン)は軽いらしいので「ただの風邪」という意見もわからなくもなかった。ただ、発熱・咳が中心とはいえそれぞれがイヤらしく、後者は現在も続行中。キツイのは
嗅覚がほぼ死んでいること。ガイアノーツのツールウォッシュシンナーすら臭いがしない。だったら塗装でもしようかと思ったが、シンナーが充満してても気づかんということで、かえってヤバい。ガス漏れとかあったら気が付かないし、詰んでるw
味覚の方は無事っぽいけど、嗅覚がないと繊細な味とかまったくわからない。何食べても「甘い」「しょっぱい」「辛い」「酸っぱい」といった、大雑把な味しかわからない。ほっときゃ治るらしいが困ったもんだ。
とにかく、現在コロナは流行っているらしいので皆様もご注意を…