FC2ブログ

カトー「0系新幹線アップデートパーツセット」レビュー

2021年4月、カトーから0系2000番台「ひかり・こだま」が発表された。

・10-1700 0系2000番台新幹線「ひかり・こだま」8両基本セット 21,780円
・10-1701 0系2000番台新幹線「ひかり・こだま」8両増結セット 16,500円

(税込み表示)

・・・と、いつもならこんな調子でレビューするんだけど、今回製品はヘッドライトの仕様と車番が変更された程度ということもあり、従来製品(2002年発売の「特別企画品」と銘打ったやつ)を持っている筆者は購入を見送っている。

しかし、ヘッドライトについては従来製品に適用してアップデートできるパーツがほぼ同時発売されており、そちらは購入。実際に従来製品に組み込んでみたのでレポート及びレビューしてみたい。

●パーツを入手する

ASSYパーツを確実に入手ということで、今回は都営大江戸線・落合南長崎駅近くにあるメーカー直営の「ホビーセンターカトー」に向かった。なお、新宿西口駅から乗ったため都庁前駅で乗り換えさせられた模様(大江戸線は変態環状線なので・・・あまり乗らんし)。

Kato0_202105-01.jpg
ショールーム&ショップを兼ねた「ホビーセンターカトー」。京急230形が保存されているが、周辺は住宅地なのでかなり異質というかインパクトがある。過去に一度訪れているが、当サイト始めてからは行った覚えがないので(行っていたら記事にしてるはず・・・たぶん)、10年以上ぶりということになる。

Kato0_202105-02.jpg
Kato0_202105-03.jpg
Kato0_202105-04.jpg
広い内部は大型レイアウトがあるほかカトー初期製品の展示、現行製品の販売(トミックス等他社製品も取り扱いあり)を行っており、なかでもカトーのASSYパーツはお膝元だけあって非常に充実しており、今回の0系用パーツはあっさり入手することができた。

帰りに秋葉の主要な模型店を回ってみたけど、大体的に売っていたのはタムタムだけで、ポポ、淀では見当たらなかった。IMONは言えば出してくれるかもしれないが。パーツという性質上、一般的な販売店では入手しづらいかもしれないので、やはり「ホビーセンターカトー」かカトーの通販が確実だろう。

●パーツの紹介

Kato0_202105-05.jpg

・28-245 ASSY 0系新幹線アップデートパーツセット 3,080円
(税込み表示)

Kato0_202105-06.jpg
両先頭車(21形、22形)分のセットとなっている。ヘッドライト周りのアップデートが主でありながら、床下や室内パーツまでセットになっているのが特徴だ。内容は左からマニュアル、床下&座席、ヘッドライトプリズム、予備の光前頭パーツとなっている。

Kato0_202105-07.jpg
マニュアルに書かれている対応製品を見ると、今回発売された「ひかり・こだま」セットより前の製品、それこそ1983年の初期製品すら対応していて、これまでカトーが発売してきた0系は基本設計がまったく変わっていない(悪く言えば初期製品から使いまわしてきた)こともわかる。ちなみに、筆者が持っている2002年の「特別企画品」は上から4段目。

なお、200系には対応していないので注意(改造次第で組み込めるかも?)。

Kato0_202105-08.jpg
灯火類のユニットは遮光用のコクピットパーツも含め一新された。謳われている通り、いかにも4灯化しましたよという外観である。

Kato0_202105-09.jpg
従来製品(左)と比べると、コクピットパーツはアイスグリーンで着色されてリアリティが増した。ただし、従来製品のボディに組み込む関係で寸法やモールドなどは光源がかかわる前方以外、大きな変化はない。

Kato0_202105-10.jpg
コクピットパーツを分解するのは非推奨なので念のため。

ヘッドライトとテールライトが上下に分かれているのは新旧同じだが(この構造のおかげで他社製品と比べて左右に光が偏ることがなくなっている)、光源は電球からLEDに変更された。チップ型ではなく砲弾型が採用されている。

Kato0_202105-11.jpg
床下は旧製品と全く同じで、室内パーツは光源の基盤にかかわる部分が若干改修されている模様。

全く変化がない床下まで含めるのは少々過剰な印象があるが、後述の組付け作業の簡易さを狙ったのだろう。

●パーツを組付けてみる

Kato0_202105-12.jpg
マニュアルに従い床下とボディを分離する。光前頭を固定する3つの穴があるが、下の1つは床下スカートの直上にあるツメにかかっている。車体後位を外すとボディと光前頭に隙間ができるのでそこに(自分の)爪突っ込んで光前頭を外し、ようやく分離できるようになる。筆者は実は今回初めてこのことを知って、これまでは光前頭が付いたまま無理矢理外してた(汗)。

Kato0_202105-13.jpg
ボディ裏側から既存のヘッドライトプリズムを外す。テールライトはクリアレッド塗装表現で、とってもプリミティブ。

Kato0_202105-14.jpg
こちらは今回新規制作されたヘッドライトプリズム。左右独立になり、光源側にそれぞれ2本の突起があることがわかる。

Kato0_202105-15.jpg
新旧のヘッドライトプリズムを比較する。昔のシューティングゲームの敵キャラみたいだった大ぶりなプリズムは相当小型化された。旧プリズムではボンネットのサイドに光漏れしてしまっていたが、新プリズムはそんなことはなさそうだ。

Kato0_202105-16.jpg
新プリズムを左右それぞれに取り付ける。後ろからボディとツライチになるよう差し込むが、小さいパーツなので紛失注意。あとは、分解した手順を逆に組み立てていくだけである。カトーの床下は21形と22形で作り分けられているので間違えないように。なお、台車は旧製品のビス止めのものをそのまま移植する。

光前頭はパーツが破損したときのために付けているようで、逆に言えばうまく分解できたなら不要なパーツではある。筆者はうまくできたので特に交換する必要はなかったが、せっかくなので交換した。筆者の所有品ではロットによる色違いは特に感じられなかった。

●消灯状態をチェック

Kato0_202105-17.jpg
組み立て終わった状態で比較してみる。左が従来製品そのままで、右が今回のパーツに交換した状態。「ひかり・こだま」セットの先頭車も右のような見た目のはずである。

Kato0_202105-18.jpg
Kato0_202105-19.jpg
上が新パーツ組み込み、下が従来のまま。この角度では正面からよりも縦2灯があるように強調され、キラキラ感が増した半面、従来製品に比べて落ち着きがなくなった、と言えなくもないかも。

Kato0_202105-20.jpg
Kato0_202105-21.jpg
真横からではあまり差はないが、新パーツの方(上)はライト内部の反射板がくっきり見えるようになった。プリズムの透明度が影響しているのかもしれない。

●さあ、見せてもらおうかカトーの点灯状態とやらを!

とりあえず、いくつかの角度で一気に見てしまおう(給電するフィーダー線が邪魔なのはご容赦)。従来製品や他社製品の光り方はメインサイトのレビューを参考にされたい。

カトー従来製品、トミックス各種、マイクロ0番台
http://www.speedsphere.jp/RailRoad/Shinkansen/Tec0SeriesModelReview02b.aspx
マイクロ1000番台
http://www.speedsphere.jp/RailRoad/Shinkansen/Tec0SeriesModelReview03b.aspx

Kato0_202105-22.jpg
Kato0_202105-23.jpg
Kato0_202105-24.jpg
Kato0_202105-25.jpg
Kato0_202105-26.jpg
Kato0_202105-27.jpg
最後発だけあってトミックス、マイクロに比べれば一番4灯に見えているとは思う・・・思うが、最後発の割にはなんか微妙というか・・・?

正面からだとあまり4灯に感じないし、3、4枚目は比較的4灯に見えるが、なんかこう「0系のライト」とは違う感じがする。

Kato0_202105-28.jpg
Kato0_202105-29.jpg
Kato0_202105-30.jpg
コクピットパーツはくっきり4灯光るので、ボディ側の新プリズムなしで点灯させてみたらすごく「0系のライト」っぽくなった。要するに、ボディ側のプリズムが歪めてしまっているのだろう。この点はトミックス、マイクロにもあった欠点だが、最後発であるカトーも覆すことはできなかったようだ。

Kato0_202105-32.jpg
従来製品のテールライトは通常の電球+プリズムへのクリアレッド塗装だったが、純粋な赤色LEDに置き換わったことでテールライトはようやく他社並みに「赤く」光るようになった。

●総評

これまでトミックス(公式的には4灯を謳っていないけど)、マイクロともに4灯表現はうまくいっていないという評価だったので、さすがに最後発のカトーはずっと良くなるだろうと期待していたが、確かに一番4灯に見えることは見えるが今一つ及ばずという感じだった。

三社とも4灯化へのアプローチがまさに「三者三葉」で、いずれもボディ側のプリズムが原因で光が歪んで良い結果が出ていないというのは面白く、そしてもどかしい。700系、E3系、E6系(トミックスのみ)、E7系あたりはボディ側のプリズムにあたる部分が薄型ガラス状の「中空構造」であり、Nゲージサイズでも十分すぎるほどの4灯表現を実現しているが、0系のように「中実構造」のプリズムではやはり無理があるんじゃないだろうか。カトーの場合ボディが従来製品のままなので中空構造化は難しかったかもしれないが、それでももう少し頑張って欲しかったなという気がした。

ただ、ASSYパーツを「アップデートパーツ」という形態で従来製品をフォローできるという試みは良いと思った。新幹線模型で過去に同様の例というと、トミックス500系に車端部の窓入れがされた際、従来製品向けに窓パーツだけ発売されたくらいか(知る人ぞ知るみたいな感じだったが・・・)。

従来製品を持っているのに一部パーツが置き換わっただけ(+車番が変わった程度)の製品に買い替え・買い増しするというのはなかなか厳しいわけで、パーツの交換でグレードアップ&アップデートできるというのはユーザ目線でいえば分解組み立てが伴うとはいえ、ローコストかつ合理的だと思う。

一方で、問い合わせ対応等を考えるとメーカーもあまりやりたくないだろうし、なによりパーツだけよりも製品そのものを「まるっと買って」欲しいはずで、その意味ではユーザと利害が相反する難しい問題である。

そんな中、今回のカトーの判断はなかなか英断だなと思った。従来製品を持っていた筆者としては、ヘッドライト以外変わり映えしない今回の「ひかり・こだま」製品は仮にアップデートパーツセットがなかったとしても、やはりスルーしたと思う。買い替え・買い増しさせる訴求力がなく買ってもらえないくらいなら、パーツだけでも売れればいいという思惑もありそうだ。

ライトユーザが多いと思われる新幹線模型はあまり「工作」という文化は馴染まない気がするし、前述した利害関係もあって難しいとは思うけど、それでも今後こういう例が増えると嬉しいと思う。他にもアップデートしたい製品、一つや二つくらいあるよね?

カトーからE2系1000番台、マイクロエースから300系発売決定

カトーから東北・上越新幹線のE2系1000番台の発売が発表された。

・10-1718 E2系1000番台 新幹線「やまびこ・とき」 6両基本セット 19,800円
・10-1719 E2系1000番台 新幹線「やまびこ・とき」 4両増結セット 9,570円
(税込み表示)

2021年8月発売予定。

202104-E2_300-01.jpg
J60編成の写真がぱっと見つからなかったのでJ57編成で。

カトーはこれまでもE2系1000番台の製品をいくつか発売しているが、今回発表されたのは「現在の」運用に合わせて製品名や付属ステッカーの内容を変えた、実質再生産である。とはいえ、確かに「はやて」の運用はすでにないし、上越新幹線でも運用されるようになった今、ステッカーの内容を「やまびこ」「なすの」「とき」「たにがわ」に変更するのも、製品名を変えるのも妥当といえるだろう。

模型自体は従来と変わらないが、編成がJ68編成からJ60編成に変更されている。また、基本4両+増結6両というセット構成が基本6両+増結4両に変更されている。

フル編成で揃えると29,370円ということで、従来製品の27,830円よりは若干値上がりしている。ただし、限定品の「全線復旧1番列車」「Suicaペンギンラッピング」は30,800円だったのでそれよりは安い。(いずれも税率10%で計算)

2006年発売の従来製品と大きく変わらないうえ、それ持っているなら特に購入しなくてもよさそうだが、E2系の最新状態を再現したいならいい機会かもしれない。

もう一つの新製品はマイクロエースの300系F編成(JR西日本車)となる。

・A7358 300系新幹線 F8編成 パンタグラフ削減後 基本8両セット 37,510円
・A7359 300系新幹線 F8編成 パンタグラフ削減後 増結8両セット 36,190円

(税込み表示)

発売時期は今のところ未定(年内くらい?)。

202104-E2_300-02.jpg
こっちはバッチリF8編成の写真があった。 引退直前の2012年3月に撮影したものだが、装飾されなかったF編成を撮ってる人は少なかった。

マイクロエースは2012年6月にシングルアームパンタ交換後の製品をJ61編成(JR東海)、F9編成(JR西日本)の2種類発売していたが、もともと屋根板が別パーツで下枠交差型パンタ時代も想定していたと思われ、久々の300系製品はやはり下枠交差型パンタとなった。そのうち、パンタを削減して2基搭載となったF8編成をプロトタイプとした。なお、今回はJ編成は発売されないようだ。

300系の下枠交差型パンタはトミックスの初期製品には見られたが、フル編成は想定していない時代の製品だけあって形式代用があり、屋根上のケーブルヘッドも途切れる箇所があったりと中途半端な製品だった(メインサイトにレビューあり)。のちに発売されたシングルアームパンタ製品と組み合わせる(一部要加工)ことでフル編成を再現できなくはなかったが、今回発表のマイクロ製品は形式代用なし、屋根上もおそらく完全に再現された決定版になると思われる。また、ヘッドライトも従来製品から改良され、見栄えが良くなることがアナウンスされている。

ある意味「期待された」300系の製品がようやく発売されることになったわけだけど、フル編成で73,700円という価格が・・・25%引きの店で買っても55,275円、しっかしまあ高ぇ(汗)・・・

ちなみに、従来製品(シングルアームパンタ)はフル編成で55,220円(税率10%で計算)、発売時は税率5%だったから今回製品の25%引きよりも安かった。それでも当時はメインサイトで高価だと評したが、今回製品は新規パーツがあるとはいえ尋常じゃない値上がりっぷりである。もっとも、新幹線に限らずマイクロ製品全体が絶賛値上がり中で、理由である中国の人件費ガーは何度も書いているので今更繰り返さないが、前述したカトーE2系の値上げなんか可愛いもんである。ていうか、300系どちらかのセットの値段でE2系フル編成買ってもお釣りがくるレベルだし。

一応、昨年9月発売の100系X1編成大型JRマークは75,900円だったのでそれよりは安くなっているが・・・全然フォローになってなくて草。というわけで、個人的には下枠交差型は期待していたし、レビューも面白そうな製品ですが、さすがに高すぎるのでスルーです(トミックスでやってくれないかな)。

しかしまあ、同じポスターに掲載されている西武3000系(8両)の38,000円もすさまじいな。「Laview」の模型はどうやらマイクロから出るようで、欲しいんだけど品質はともかく価格は不安しかない・・・

p.s.
ブログ更新の遅さを指摘するのは当方に思いっきりブーメランになるけど、模型の発売情報を得ているNGI様が最近更新していないのが気になる。

トミックスから700系「AMBITIOUS JAPAN!」発売決定 他

昨年の12月21日、休止したとはいえ当サイトは10周年迎えていたのを素で忘れていた

ブログもなかなか更新できずにいますが、自分でやれる範囲でこれからもブログ上でレビューしていきますので、これからもよろしくお願いします。

今年初めての更新は新製品情報を。まずはカトー「グランドひかり」の再生産+製品構成変更から。

・10-354 100系新幹線<グランドひかり> 6両基本セット 14,000円
・10-355 100系新幹線<グランドひかり> 6両増結セット 9,000円
・10-1213 100系新幹線<グランドひかり> 4両増結セット 7,700円

(税抜き表示)

2021年7月発売予定。

20210-700ABJ-01.jpg
筆者が新幹線趣味初めて間もない頃の2002年10月に撮影した「グランドひかり」。定期運転は5月で終わっていて、11月23日にラストランだったので風前の灯火だった。これを撮るためにわざわざ新大阪まで出向いたものの、反対側ホームからは300系が丸かぶりだったうえに、入線後5分くらいで折り返すという悪条件だったので、かろうじてダブルデッカー4両が収まったこの写真が筆者にとって唯一「グランドひかり」を捉えた証である。ズームもマニュアル操作もない東芝のコンデジだったかな。

新製品というより製品構成変更を伴った再生産で、従来は基本6両+増結6両+増結2両×2という組み合わせだったのが、増結2両×2を増結4両のセットとしてまとめた形になる。従来の2両増結セットは3・4・12・13号車に割り当てられる125と126のユニットとなるが、デフォルトでは3・4号車の番号が印刷済みで、12・13号車はステッカーで上書きするというもので、トミックスのようなインレタならともかく、ステッカーの厚みが目立ってしまう今一つな仕様だった。それがようやく印刷済みになるというわけだ。

このタイミングで「グランドひかり」製品構成変更というのは特に理由はないと思うが、持ってなければいい機会かもしれない。

で、こっちが今記事の目玉。

トミックスから700系「AMBITIOUS JAPAN!」の発売が発表された。

・97937 特別企画品 JR 700-0系東海道・山陽新幹線(AMBITIOUS JAPAN!)セット 49,500円
(税込み)

2021年9月発売予定。

20210-700ABJ-02.jpg
2003年10月の品川駅開業から2005年の10月くらいまで700系(JR東海車のみ)に施されていたラッピング仕様。この時に登場した車内チャイムは現在も残っている(TOKIOも解散ではないとはいえ変わってしまった・・・)。

700系の「AMBITIOUS JAPAN!」仕様はカトー製品が「一応」存在していたものの、「AMBITIOUS JAPAN!」が印刷されているのはスターターセットに含まれる車両のみで、通常製品は増結セットは丸形ロゴも含めてステッカー表現という、当然厚みが目立つ微妙なものだった。

しかし、C編成もラインナップに加えたトミックスから限定品ながら「真打」が発売される流れとなった。当然、カトーではステッカー表現だったものはすべて印刷済みになる。プロトタイプは従来通りC33~54編成になるようで、行先表示機は「さよならセット」のようにモールド表現になるだろう。

個人的には期待していた製品だったので非常にうれしい反面、C55編成(10次車)以降にはならなかったか・・・というのはある。もっとも、「AMBITIOUS JAPAN!」は2005年の愛・地球博のために延長されたという経緯があり、2004年9月落成のC55編成以降は延長がなければ対象でなかったのかもしれないし、本数も6本しかないことを考えると、多数派のC33~54編成になるのはやむなしか。

最後に、トミックス700系について読者様から知らせていただいた(筆者も気づかなった)件があるので連携しておく。

20210-700ABJ-03.jpg
20210-700ABJ-04.jpg
上がトミックスB・C編成、下がカトーC編成。パンタカバーから車端側に伸びている高圧線ジョイントの形状、トミックスはパンタカバーをB編成と共用しているため実車と異なる(カトーの形状が正しい)。

メインサイト見たら「こういう差がある」って自分で書いてるやん・・・さすがに10年前に書いた内容なんで忘れてしまったか。レビュー記事(通常品)を修正しておきました。

トミックスから九州新幹線800系1000番台発売決定

トミックスから九州新幹線800系1000番台の発売が発表された。

・98734 九州新幹線800-1000系セット 18,900円
(税抜き表示)

2021年3月発売予定。

202012_Tomix800-1000-01.jpg

2013年1月に発売された1000番台のリニューアル製品で、旧製品では省略されていた印刷表記の再現、一部印刷位置の修正が行われるほか、最近メーカーが推している新型モーター、フックU字型カプラーが採用される。概ね、2017年3月に発売された2000番台、1000番台のディズニー関連ラッピングの仕様に、1000番台の通常品もアップデートされたという感じだろう。なお、このリニューアルにより旧製品は生産終了となる。また、0番台についてはリニューアルはないようだ。

プロトタイプは旧製品同様にU007編成となる。ちなみに、先行して発表されていたが同時期の発売予定となった「WAKU WAKU ADVENTURE」はU009編成となる。

これまで当サイトを見ていただいている方には今更な話だと思うが、旧製品はかなりひどい製品だった。それが本来あるべき姿になったのを「改善」「改良」とか表現するのは不本意なんだけど、プラレールのような連結面を除けば旧製品の不満点が解消されていることだけは確かである。現状1000番台はトミックスしか選択肢はないが、造形はもともと良いし、連結面の仕様さえ納得できるのであれば購入しても不満は少ないだろう。

ちなみに筆者は・・・スルーです。旧製品をわざわざ買い替えるのもアレだし。

さて、今年の更新はもうないと思うので簡単に振り返りたいが、トミックスばかりレビューしていた気がする。例外はカトー700系だけ。この調子だと来年もあまり変化はなさそうだ。

ただ、0系1000番台、200系F編成、700系さよなら運転仕様、新幹線じゃないけどロマンスカーLSEと、今年購入したトミックス製品は、満足度が高いものが多かった気がする。新幹線ではカトー・マイクロが沈黙するなか、慢心していない感じは好印象だった。上記800系にしても単に再生産とせず、見方によっては旧製品の欠点は欠点として認識したうえで精力的に改良を進めていると言えなくもない。初回品を買うことが多い筆者としては、この物言いには自分でもスッキリしないんだけど(苦笑)。まあ、来年もより良い新幹線製品が出ることを期待したい。

なお、次の購入はN700S量産車の予定なのでしばらくレビューはないです。0系博多開業時仕様は大窓食堂車ユニットが気になるものの、やはり後期型との組み合わせを待つことにしたのでスルー決定。レビューはないのでご了承のほど。

本年も閲覧いただき、ありがとうございました。

カトーから0系2000番台「ひかり・こだま」発売決定

カトーから0系2000番台「ひかり・こだま」の発売が発表された。

・10-1700 0系2000番台新幹線「ひかり・こだま」8両基本セット 19,800円
・10-1701 0系2000番台新幹線「ひかり・こだま」8両増結セット 15,000円

(税抜き表示)

2021年4月発売予定。

Kato-0-202011-01.jpg

カトーには0系2000番台の製品が古くから存在し、リニューアルや商品構成変更を行いながら何度か発売されてきたが、2014年8月発売の「東海道新幹線開業50周年記念」以来の製品となる。今回はそれぞれ8両づつの基本+増結セットとなり、2002年8月に発売された「特別企画品」と銘打たれた製品と同じ構成となった(それぞれに含まれる形式もまったく同じ)。

今回はヘッドライトの4灯表現が大きな改良ポイントとなるが、基本設計は実に1983年に発売された初代製品から変わらないものである。これまでパンタの可動化や印刷表記の充実といった改良は今回も反映されているものの、カプラーは昔ながらのアーノルドカプラー、食堂車ユニットは1000番台のまま、業務用室付きの26形は存在せずであり、車番からは国鉄末期のNH61編成を意識しているようだが、相変わらず実車に忠実な編成は組めない。

これまでと異なり26形は2000番台(業務用室あり)と2200番台(なし)の2種類が公式の編成図に記載されているものの、おそらく前者は車番を印刷しただけで、ボディは後者のままと考えられる。1000番台の食堂車ユニットを差し置いて26形を新規制作するとは考えにくいし、そもそも従来製品も26形2200番台なのに2000番台の車番を付けていたことを考えると、今回も形式(ボディ)の新規制作は一切ないと思われる。

「ひかり」「こだま」両方に対応しているが、後者は食堂車ユニット等を抜いて12両編成の「SK編成」のみ対応。これとて実車に忠実な編成ではないので、あくまでも「雰囲気製品」である。正直なところ、トミックスの大窓製品を味わってしまうと物足りなさを感じてしまう。ただ、2000番台に限ればまともな編成が組めないのはトミックスも同じで(「ひかり」は想定すらしてない)、2018年に発売された6両編成は新規制作形式があるものの、とにかく2000番台は両社とも設計が古すぎてどうにも・・・というのが実情である。

「0系は車両の入れ替えが激しく、時代や編成を特定しないと忠実な編成は難しい」という0系のレビューでは筆者がよく書いているフレーズ、別に間違っているとは思わないけども、大窓の時代から1000番台置き換えくらいまでは案外秩序を保った入れ替えが行われていた。ところが、2000番台への置き換え以降の複雑さはガチで、パターン化が困難(ゲームの攻略みたいな言い方だな)なものだった。そしてそれは模型にとって、忠実な編成を再現するには扱いにくい題材だともいえるだろう。昔のおおらかな、雰囲気製品で許されていた時代だけでなく、忠実なフル編成志向の現在でも今回紹介製品のようになってしまうのはやむを得ないのかもしれない。

その意味では、「雰囲気製品」に納得できるのであれば買っても問題ないのかも。筆者はいずれトミックスが大窓や1000番台と同等の仕様で2000番台を作ってくれると信じているし(願望)、カトーは「特別企画品」のセットを持っているので、今回紹介製品はスルー予定だ。

ただ、同時にヘッドライトの4灯表現できるASSYパーツが発売され、従来製品をアップグレードできるというのは面白い。ヘッドライトの構造変更のため床板パーツまで含まれており、(設計が大きく変わっていないことの証左だが)初代製品から対応可能だそうだ(200系には対応していないので注意)。

・28-245 ASSY 0系新幹線アップデートパーツセット 2,800円
(税抜き表示)

ヘッドライトの4灯表現はトミックスもマイクロも成功しているとは言い難いが、後発なだけあってカトーの公式写真(小さいけど)を見る限りなかなか良さそうだ。筆者の「特別企画品」にも反映できると思うので、こちらは導入してみたいなと思う。
プロフィール

友輝

Author:友輝
SpeedSphere管理人
(メインサイト(休止中))

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク